レポート
JBCF ツールド熊野 Day2
2012年6月4日
寄稿者 森 幸一
日時 2012年6月2日(土)
参加者 森、井戸川、壇、高田、後藤、黒澤、蓑原、中元寺
ツールド熊野、2日目。
コースは、暖やかに登って、すこし下ったあと千枚田という風光明媚な3km程度の暖斜面を登ります。
この千枚田の頂上に山岳賞がもうけられています。
ブラインドコーナーが続くテクニカルな峠道を下ると往路で登った分を下ります。
ゴール前200メートルは急な登り坂になっています。
一日目はビールを飲んで、みんなで大富豪を楽しみ
23時には寝てしまいました。朝起きると脚が重たいです。
ともかく16kmほどアップを済ませてスタート地点へ向かいます。
かなりスタートまで待たされました。身体が冷えてしまいましたが条件はみんな一緒です。
作戦は最初から決まっています。
千枚田であまり離されずに付いていき、ゴールスプリントで頑張る。
号砲とともにスタートです。道幅が変わらないため長方形を維持したまま集団は進みます。
登り坂にもかかわらずかなりハイペースに感じます。
勾配が急になると集団の密度が下がりますが、スピードに乗るとすぐに高密度に戻ります。
ここでもトンネルの暗い部分があり注意が必要です。
前々で集団の右端に位置取りトンネル内ではサングラスを外します。
途中真っ暗に感じる部分がありヒステリックな声が聞こえます。
脇を見るとパニックブレーキを掛ける人もいました。
スピードを緩めずにまっすぐ走るよう気をつけます。
千枚田入口に入ります。幅員がせまく集団が長くなります。
中元寺を焚きつけて、先頭に送り込みます。
見晴らしがいいので、どこが先頭かよくわかります。
あまり離されないよう注意しながら一定ペースで登っていきます。
山岳賞狙いの黒澤は入口で遅れてしまっていたみたいで
残り1km地点で猛然と私を抜いて行きました。
すぐ後ろに大集団がいたのでここは自制するよう言いました。
E1の選手の後ろで安全にテクニカルな区間を下ります。
元の道に戻るとすぐに40名程度の追走集団が形成されます。
最初の5km程度は先頭交代に参加します。
下りの追い風で恐ろしくスピードがでます。
マックス73km/hでした。とにかく超高速で集団は進みます。
前方に先頭集団が見えてからは集団の真ん中で待機です。
残り5kmのところで吸収してからはなるべく前方に位置します。
牽制が入りペースが上がりません。
集団には、井戸川、中元寺、黒澤、蓑原がいます。
残り500mの地点の逆バンクの左コーナー手前で井戸川が上げていきます。
誇らしげに左折のハンドサインを出してコーナーへ入ります。
一応番手を取っておきました。井戸川がペース維持のまま最後の坂に入ります。
右から誰かから抜いて行かれたので発射してみます。
先頭に立ちますがゴールは遠く残り100mくらい残してオールアウト、
ゴールまでの間はスローモーションのようです。右から左から抜いて行かれます。
気持も切れてしまってどうすることもできません。
真後ろの選手はメカトラブルかと思ったみたいです。
なんと39人に抜かれてしまい40位でゴール。
チームメイトの成績は、蓑原14位、井戸川17位、黒澤32位
中元寺33位ここまでは同一集団です。
壇51位、高田75位、後藤79位でした。
チームとしての課題は集団内に5人もいたのだからもっと協力してゴールへ向かうべきでした。
私の課題は己の力量を過信しないことです。
いよいよ明日は最終日です。