レポート

2/25 ツアー・オブ・アランヤでベンジャミ・プラデスが2位に

2024年2月26日

2024年2月25日にトルコ・アンタルヤ県アランヤで開催されたツアー・オブ・アランヤ(UCI1.2)のレポートです。


前日に行われたINTクレオパトラ ビーチ クリテリウムの落車で負傷した南はDNSに。残る5名でレースに挑んだ。
風光明媚な地中海沿いを走る107kmのうち、スタートから80kmがほぼ平坦というプロフィール。ラスト5kmからは10%超の斜度を含むのぼりの山頂にフィニッシュが設定されたコース。

Photo: ataskiran

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のぼりに強いベンジャがエース、横塚をサブエースに据えるチームオーダー。
向川と渡邊がエースのふたりを守りつつ、集団を抑える役割を担う。ベンジャと同じくVC FUKUOKAでの初レースとなった阿部はそのサポートに回った。

平坦区間ではアシストが作戦通りに機能し、ベンジャと横塚を最後ののぼりまで温存することに成功。エースのふたりもそれに応えるように実力を発揮し、ベンジャがトップから2秒遅れの2位に。続く横塚も43秒遅れの8位でフィニッシュ。チーム総合も3位に入るなど、チームメンバーの連携がしっかりと成果につながるリザルトとなった。

Photo: ataskiran

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個人リザルト

BENJAMI PRADES REVERTE 2位
横塚 浩平 8位
阿部  源 18位
向川 尚樹 42位
渡邊 諒馬 60位
南  和人 DNS

 

チーム総合リザルト

1位 BEYKOZ BELEDIYE SPOR TURKIYE(トルコ)
2位 CHINA GLORY CONTINENTAL(中国)
3位 VC FUKUOKA(日本)

 

レース後のコメント

ベンジャ

Of course I would have loved to start the season with VC Fukuoka taking the victory in the first race, but winning is always difficult and I’m happy with my second place, but above all I’m happy with the team attitude and performance, for sure we will get good results in this way. Gambarmasu!
(VC FUKUOKA移籍後のシーズン初戦を勝利で飾りたかったが難しかった。2位には満足しているし、チーム全体の姿勢とパフォーマンスが発揮されてよかった。この調子でいけば良い結果が生まれると思う。がんばります!)

 

横塚 浩平

ミーティング通り前半はチームメイトに任せて、自分とベンジャは全く足を使う事無く終盤まで走る事ができた。
注意していたグラベル区間でトラブルに巻き込まれ余計な足を使ってしまったのは個人的な反省点。
多少のロスはあったもののラストの登りはレース前に想定していたペース、順位で終えられたので、今あるベストは尽くせたと思う。
初戦から2位という結果もだが、チーム全員でレースを作れた事が何より嬉しい。

 

阿部 源

今回、チームオーダーをこなすことはできなかった。レースのほとんどを向川さん、りょうまさんに任せっきりだった。しかしこのレースを通してチェックの入り方、集団での走り方を理解出来たので来週のレースではもっとチームのために動けるよう頑張ります。

向川 尚樹

新体制で臨んだ初戦はベンジャが2位、横塚が8位、そしてチーム総合3位と良い結果を残せた。
昨日のミーティングのオーダー通り各選手が仕事をして手にした結果だと思う。
もちろんプレッシャーを背負って結果を出してくれた2人には感謝しかない。
自分は前半の平坦区間で横塚とベンジャを動かさないように集団をまとめるのが担当だった。
まだまだ、チームは成長段階だと思う。
年齢、国籍・住んでる場所がバラバラで、信頼関係を築く時間は他のチームより少ないが、遠征・合宿などで更に築きあげていきたいと思う。

 

渡邊 諒馬

山岳フィニッシュなのでアシストに徹した。トルコのために絞って登りの練習したので昨年より楽に走れるようになってた。終盤のアタックをつぶすのがキツかったが作戦通りにひとまとめで最後の登りに入れて安心した。

 

南 和人

前日のクリテリウムで怪我をしてしまい、スタートラインにすら立つことができず、今までに味わったことのない悔しさに気持ちが沈みそうになっていました。
しかし、チームメイトが一人一人の仕事を全うし、良い結果を残してきてくれたお陰で沈んでいた気持ちが少し報われたような気がする。チームメイトには本当に感謝しています。
今は焦らず怪我の回復に努め、次戦でしっかりとチームに貢献できるように頑張りたい。

 

佐藤監督

良いスタートが切れた。
出場したメンバー全員出し切り、選手たちのコメント通り、充実した内容だった。
昨日のクリテで負傷し出場できなかった南は、昨年12月の深圳でのレースで自信をつけ、今回のレースに意欲を覗かせていただけに悔しさもあるが、また次のチャンスを狙って欲しい。
その南の意志を受け継いだサブエースの横塚が結果を出した。
ベンジャは偉大な選手なのは言うまでもないが、周囲に良い影響を与えてくれている。
チーム全体が良くなっているので、次戦にまた繋げていきたい。

 

フォトギャラリー

Photo: ataskiran

 

Official

 

チーム撮影