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日本ライフライン株式会社様を迎えてAED研修を行いました

2024年1月27日

合宿ではVC FUKUOKAのパートナー企業、日本ライフライン株式会社から小川様と菊地様を講師に迎えてAED研修を行いました。


AEDは自動で心臓の状態を判断し、心臓がけいれんした状態(心室細動など)と認めると電気ショックを流して心臓の状態を正常に戻すための医療機器です。2004年7月に、一般市民によるAEDの使用が認められました。
AEDは、電源を入れると操作方法を案内する音声が流れますので、それに従って操作をすれば誰にでも使用できます。
(日本ライフライン株式会社HPより)

VC FUKUOKAは日本ライフライン株式会社様からAEDをご提供いただき、レース会場やイベントの場などで常に携帯し、使える状態にしています。
誰でも使えるAEDですが、いざ事故や落車が起こった時、慌てずに対応できるよう定期的なトレーニングが大切です。

今回の研修では機器の使い方や胸骨圧迫など、一次救命処置の流れを実践を通して教えていただきました。複数人で連携して対応するグループ練習もあり、チームワークが試されるシーンも。
AEDを託されている私たちの使命を再確認する、非常に有意義な研修となりました。

 

サイクルスポーツの現場でのAEDの必要性

Photo Itaru Mitsui

サイクルロードレースは常に危険と隣り合わせのスポーツです。
一般にスポーツ中の心室細動の発生率は平常時のおよそ17%増しといわれています。
サイクルロードレースでは平均40km/hという自動車並みの速さで競技を行います。また、ヘルメット以外の保護具は装着せずにほぼ生身で走行していることに加え、前後や隣の自転車と超至近距離でコンタクトすることも多く、接触や転倒など事故のリスクも高まります。
事故の際、ハンドルや他車、ガードレールなどに接触することによる心停止のリスクもあります。
それ以外にも気候条件、例えば寒さによる低体温、春から夏にかけては脱水症状などから心停止を引き起こす可能性もあります。

 

VC FUKUOKAによるAED導入支援活動

VC FUKUOKAは「スポーツの現場にはAEDを」を合言葉に、日本ライフライン株式会社様とともにAEDの普及活動を行なっています。企業や団体、施設などでAED導入をご検討の際は、ぜひVC FUKUOKAへお声がけください。

 

日本ライフライン株式会社 菊地様からのコメント

今回の研修では、皆様の参加意欲が高く、真剣に聞いて頂いていることが伝わってきました。
胸骨圧迫での手技も全員が高いレベルに到達されています。
定期的にトレーニングを繰り返すことで、将来的には選手の皆様が競技関係者やファンの方々へ指導することも可能と感じます。
是非今後、多方面へ向けた活動をご一緒させて頂き、安全な競技運営に貢献させて頂けますと幸いです。
この度はお時間を頂き、誠にありがとうございました。

日本ライフライン株式会社 – 公式サイト