VCブログ

サイクルロードレースカメラマンの1日を追う

2023年3月4日

サイクルロードレースチームは様々な協力者のサポートによって活動を行っています。
VC FUKUOKAはJCLとJBCFのレース撮影において、フォトグラファーの三井至氏(写真:右)と酒井健作氏(写真:中央)の両名と契約を結んでいます。
ホームページやSNSでファンやスポンサーの皆様へレースのご報告をしていますが、そこで用いられている写真のほとんどはお二人によって撮影されたものです。

監督の佐藤は、ディベロップメントチームが出場した鹿児島でのJBCF開幕戦のサポート業務の傍ら、フォトグラファーのお仕事に立ち会ってきました。

フォトグラファーはレース中、とにかくよく歩きます!

この日だけでも15,000~20,000歩は歩き続けているはずです(途中途中さぼった私がそのくらいでしたので、もっと歩数はカウントされているかもしれません)

カメラは遠くをとらえる望遠ズームレンズと、割と近くを撮影する標準ズームの二刀流。2~3㎏の重量を持つカメラを2つ抱えつつ、さらに様々な装備も身に付けての撮影は過酷そのもの。

180度ターンの内側に位置取る二人のフォトグラファー。
どのようなショットが撮れているかというと…。

📸 Kensaku Sakai – Instagram

こんな写真を抑えてくれるんです!
凄いですよね…質の高い写真はチームにとって非常にありがたいことです。
このような写真がメディアなどで露出することで、ジャージに施されたスポンサーロゴもクローズアップされます。
そういった点も踏まえて、ジャージの各所に散りばめられたスポンサーロゴの配置は考えられています。

📸 Kensaku Sakai – Instagram
📸 Kensaku Sakai – Instagram

📸 Kensaku Sakai – Instagram

レースが動き出すアタックの瞬間を抑えた写真です。
ディベロップメントチームのアランが集団から飛び出します。

📸 Kensaku Sakai – Instagram

ロゴもくっきり!
一瞬の出来事も見逃さず、しっかりとフレームに収まった写真が納品されます。

📸 Kensaku Sakai – Instagram

特にレースとしての臨場感あるのがこの一枚。
手前の2名のミネルバの選手ではなく、その奥に位置する辻野にピントが合わせられ、表情までくっきりと確認できます。
お互いに視線を交え、駆け引きを繰り広げる瞬間が捉えられています。

📸 Kensaku Sakai – Instagram

混迷を極める集団の中でDEVOチームのジャージを見付け出すのも大変。
さらに同じ黒ベースのデザインの他チームもいる中、VC FUKUOKA選手を瞬時に見極めピントが合わせられています。
そんなのは当たり前と言わんばかりに、一瞬にして通り過ぎる選手にピンポイントでピントを合わせ、精度の高い写真がフォトグラファーからチームに納品されます。

📸 Kensaku Sakai – Instagram

情報発信を急ぐチームはレースの報告をタイムリーなものにするために、少しでも早く写真を欲しがります。
契約を結んでいる複数チームに対して、数百枚撮影した中から該当チームの写真を選定し納品するまでその日の仕事は終わりません。レースカメラマンの一日は長いです。