レポート

5/27-28 設楽彗斗 美山ロードレース・個人タイムトライアル レポート

2017年6月1日

【5/27 個人タイムトライアル 12km】

伝統の美山ロードレース1日目、個人タイムトライアル。

個人TTは今年から8kmと12kmの部が存在。
多分速い人らは長いほうにエントリーするでしょーと12kmの部にエントリー。
予想はビンゴ。
イナーメ中村龍太郎氏が今年も12kmの部にエントリー(昨年8kmで優勝)
自分の力を試す絶好のチャンス。
というわけでレポートです。(レースの部分だけだと短いので移動のとこから)

朝ごはんは福島のうどんや、讃くでうどんをチャージ。
麺が少し不思議で素朴系の味。
image[1]
 

最近遠征の際によく借りるタモーリの車の積載量が半端ない。
1[1]
 

気が付いたら最大5人6台を積載できるようにパワーアップしていた。
ターボチャージャーもついているので沢山積載して重くなっても加速は良好。
燃費?知らん! レガシィ<ハイオク食わせろ!!

余裕をもって出発したつもりだったのだが、どういうわけか時間がかかり美山に到着したのは12時半。
コースの試走をしてたら出走1時間前の13時になってて少し焦り始める。

タイヤに空気を入れ、ウェアに着替え、ボディゼッケンを装着。

レース前の水分・エネルギー補給をしながら準備を手際よくこなして、30分前からローラー台でアップ開始。

アップは体の中の脂肪が燃焼しだして汗をジワっとかきはじめるまで上げる。
頭の中ではコースを思い浮かべながらシミュレート。

片道2km折り返し・往復4kmのコースを3周回するこのコース。
行きは斜度2~3%の緩い登り基調で、帰りはその逆。
基本的に差が付くのは苦しいところなので登りでどれだけ踏ん張れるかが勝負だ。

アップを出走10分前に切り上げ、スタート地点に並ぶ。
何と自分のすぐ前は20秒差で中村龍太郎選手だ。
これはとてつもなく大きなアドバンテージ。
序盤で追い上げて射程範囲内に捉えられればペーサーとして利用できる。
(現実はそんなに甘くないのだが…)

定刻通りスタート。

1周目5′20秒(312W)

すぐ前の龍太郎選手を追いかける作戦が頭にありすぎて、開始から1分間ほど500W近い出力で踏み続けてしまっていた。

スタート直後は緊張で心拍が上がっていることもあり、オーバーペースに気が付かないことが多々ある。

サイコンを見て冷静になり、少し抑えて350Wまで落とす。

1周目の2km折り返し、先行と20秒差無いような距離感ですれ違う。

このままいければ勝てる気がしたが、しかし既に口の中に血の味がしてマズイ。
少しオーバーペース気味で飛ばしてしまった。

帰り道の下りではその反動で踏めなくなる。
下りは休むところだが、それにしたって250Wは踏めなさ過ぎた。

2周目5′51秒(292W)

2周目の登り、ここが一番精神的に辛かった。
なぜなら3周目にもう一回あるという恐怖。

踏ん張るが、少し垂れ始めている。

折り返し地点ですれ違うポイントが1周目よりも手前になっていて離されていることが分かったのもつらかった。

結局2周目は1周目よりも30秒ラップを落として周回。

3周目5′49″(298W)

最終周回。
2kmの中間折り返し地点がゴールなんだと脳を騙して緩斜面で踏めるだけ踏む。

もちろん折り返し地点がゴールな訳が無いが、折り返せば下るだけなので頑張る。

既に龍太郎選手に負けていることは薄々わかっていたが、
TTとは言え最後まで頑張れば相手のメカトラで自滅など何かあるかもしれない。

もうメーターを見るのをやめて踏んでいたが、この記事を書きながらログを見ていると300W~350Wで頑張っていたようだ。

命からがら折り返し地点。
脳にはここで終わりと一旦指令を出したが撤回。
あと2kmだけ頑張って!!と脳に再指令。

トップスピードに乗せながらゴールラインをフィニッシュ。
タイムは17分フラットと放送で聞こえる。

結果
podium[1]

優勝はイナーメ中村龍太郎氏。
そして遅れること19秒差で私。

12kmで19秒差って…
せめて10秒差以内にはつけたかったなーという感想。
まだまだアマチュアトップクラスとの力の差は歴然としているようだ!

今回のTTは登りがあったので少し自分の良さ(エアロ)が打ち消されてしまったのが敗因かな。
エアロよりもう少しパワーを出しやすいポジションが今回のコースでは向いていたのかも。

ドラゴンバイクはDHバーをストレートにして力を入れやすいポジションにしている一方で、私はスキーベンド。
エアロポジションはとりやすいけど力は入りづらい。

後はタレたとはいえ、割と踏めてたのにここまでタイム差がついてしまったのはw/kgが低いことも大きな敗因か。

負けたけど、力の差を知ることができて刺激になったレースでした。
 

【5/28 美山ロードレース C1 70km】

美山ロードレース2日目。
昨年、最後ゴールスプリントで中学生に刺され2位と苦杯をなめた私。
今年はC1(7周回の部)にエントリー。
今年の結果やいかに!?

C1は例年JPTや学連、さらにはホビーの強豪選手が多数エントリーする。
基本的にみんな強いので誰々をマークとかない。
先頭集団に食らいつくのみ!

さてスタートは、去年の美山ロードの順位を参考にシードが与えられる。
私は結構いいシードを与えられていたようで、スタート前に名前を放送で呼ばれ最前列からスタートできた。
パレードランで落車などがよくあるので、無用なトラブルを回避できる先頭からスタートできるのはありがたい。
案の定後ろの方で落車があった模様。
トンネル脇の旧道へ入る前にパレードランが終わりリ、アルスタート。

1周目
集団は大きな動きはなく、大集団で九鬼ヶ坂に突入。
自分は集団前のほうに位置どる。

九鬼ヶ坂のKOMは毎周回お米をかけた山岳ポイントが設定されているようで、レースの展開が動きやすいポイントとなっている。
1周目のKOMを目指して3人程度が上がっていくが、自分は反応せずイーブンペースで登る。
お米アタックした人達がそのまま逃げる形になるが、2周目に入るところで吸収される。

2周目
この周回の九鬼ヶ坂で展開が動く。
お米アタックに行った6~8人(シマノやバルバ寺崎選手、イナーメ龍太郎選手含む)が強力な逃げ集団になってしまった。

自分はここで反応できたはずなのだが、一瞬ためらってしまいメイン集団に待機。
思えばここで行くべきだった。
逃げ集団は30~40秒のマージンを稼いでメイン集団から先行する。

3~4周目
追走ローテに加わり逃げを追う。
が、あまり上手くローテが回らない。
それもそうだ、シマノとイナーメが逃げに入っているので追っかける人がいないのだ。
グギギ…。
しかし追わないとこのままレースが終わるので、少し脚を使ってでも集団を牽引する。

だんだん本気で追走に加わる人が出てきてメイン集団のペースが上がり、
4周目の九鬼ヶ坂に入る前の補給ポイント付近で逃げ集団を視界に捉える。
九鬼ヶ坂下ったあたりで逃げを吸収。

5~6週目
一旦振り出しに戻ったレース。
5周目は確か特に動きはなし。

6周目で2人の逃げ発生。
さらにそれを追走する2人。
が、追走の2人は逃げにジョインできず前から降ってきた。

最終周回
2人の逃げを追いかけるために集団がペースアップ。
6周目の九鬼ヶ坂の脚の感覚から、自分が最後の勝負に加わるのは不可能だと悟る。
最後退場する前に、逃げを追うイナーメトレインを少しだけ牽引して補給地点付近でドロップアウト。
そこからは1人マイペースでゴールを目指す。
沿道の人にどうした~?と聞かれるので、「脚オワタ!」と答える。

リザルトは55位/完走67位。

なんか集団をボランティア精神で牽引しただけで終わった何一ついいところなしのレース。

そんなことに脚使うなら、米を狙って積極的に逃げに加わるべきだったなあというところ。

反省です…。
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2時間弱でNP303W。
トレーニングにはなったのが唯一良かった点。

asf[1]
photo:@to_uproad

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photo:FABtroni+camera