レポート
7/5 実業団 広島2日目レポート(佐藤)
2015年7月10日
2日目
一周目、VC Fukuokaを含まない5名程度の逃げが決まってしまう。
フリーダム佐野選手、コラッジョ、ボンシャンス、そして、シルベストの松木選手が入ってしまった。
集団をコントロールするほど余裕はないし、
チームにアシストしなければならないという決め事もない。
そもそもこんな危険な逃げは、一気に差を詰めてリセットする、の一択。
VC追撃班3〜4名が先頭付近で頑張ってくれていて、タイム差15秒程度。
ただ2周目だんだん追撃班が苦しくなりだして、空中分解気味。
簑原は後半に備えているようで後方ステイ。
ということで自分が前方へ。
先頭へ出ようにも、逃げに1人送り込んでいるチームの選手が2番手固定で、ローテを乱し、意図的に集団のペースを落とさせようとしている。
そのままいくと、三段坂でタイムが広がってしまう恐れあり。
追うべきはVC Fukuoka。
ということで、しのごの言わず、自分で行くことに。
できれば抜け出したいと全力で踏んだが、やはり逃してくれる筈もなく、なんとか三段坂手前で逃げを吸収する形に。
その代わり直後の三段坂は、苦痛以外の何ものでもなかった。
おそらくカウンターでアタックされたら自分は遅れてしまっていたと思う。
でも動きは無く、助かった。
3周目の三段坂、アタックは中途半端だったし、マークも厳しく、即吸収された。
4周目後半の三段坂の1段目。
ここでも攻撃を仕掛けないとと思っていた。
キツイけど、シルベスト藤岡、松木コンビで最後まで残られたら勝ち目なし。
できれば誰かのアタックに反応。
アタックする人がいなければ、自分で。
そしたら、体の大きいオーベストの坂大選手が単独アタック。
このお方、登れるんか⁉︎
半信半疑だったが、一か八か追走。
強い(汗)
後で調べたら、富士山HC、自分より1分以上速い。(失礼しました)
一気に集団が10名程度に絞られる。
シルベスト松木、コラッジョ、ベントス…
頂上で、コラッジョの栂尾監督が「行くのか行かないのかはっきりしろ」とのアドバイスをしているのを聞いて、行けそうなんだと判断し、下り区間はローテションを止めないように声をかけながら全開で。
4周目ホームストレート前の登りで、なんと内腿が痙攣気味。
そしてこの逃げにシルベスト藤岡が合流していた。
状況はかなり厳しい。
後ろでツキイチ、色々考えながら、軽いペダリングで復活を試みる。
最終周入ると後続集団との差は20秒→30秒へ。
脚は戻り出し、ローテに再び戻るが、
ペースアップする松木の番手で迎えた最後の三段坂は、キツくて前に全く出られなかった。
自分が遅かったせいで人数は絞られず7名で頂上を下る。
この7名でゴールスプリント、
結果は3位。
コラッジョはじめ、逃げに乗ったメンバーに比べれば自分は弱かった。
特に松木選手は前半逃げに乗り、後半の逃げ集団でもガンガン牽引。
ゴールスプリントも負けた。
ただ、2011年の同じレースでは、
松木選手は格上の存在。
こんな逃げは見送るしかなかったし、
むしろ気付かないうちに決まっていた。
後半戦、対等に戦えるよう、精進していきたい。