レポート

4/15 JBCF舞洲クリテリウム E-3 2組目 レポート(森)

2012年4月16日

4/15に開催されました、JBCF舞洲クリテに参戦したモリコーからのレポートです。

奥様への感謝の気持ちを忘れない。妻帯者レーサーにとって大事なことです。ハイ。

 

寄稿者 森 幸一

私にとって実業団レース初戦です。
参加者多数のため、E-3クラスは予選なしで3組の決勝で行われました。
9名が即昇格という絶好の機会です。
私は2組目に出走。チームメイトはいません。
コースは長方形でホームストレート、バックストレートがそれぞれ400m弱
それらをつなぐコーナリングセクションが50m強です。(R25)
ホームが追い風、バックが追い風です。あまり強い風ではありません。
20分+2周回で争われます。

チームメイトの高田選手、中元寺選手が出走する1組目も
20分が経過し大詰めを迎えたところ位からドキドキしてきました。
前レースが終了しチームメイトの昇格がなかったことだけはわかりましたが
詳細はわからないままスタート位置に誘導されます。
冷たい浜風がふくろはぎにあたります。
私は52名の選手の丁度真ん中くらいでスタートを迎えます。
周りの選手も気勢を上げ始め太ももやほほをパンパンたたく
音が私のテンションをあげます。どうしても勝ちたくなってきました。

号砲です。ピストルから出た煙はすぐに風にかき消されました。
本スタートはバックストレートに入ってからなのであわてずに
クリートとペダルを合体させます。
今回はまずは様子見です。集団前段から中段を行ったり来たりします。
ペースは遅いです。飛び出していく選手もほとんどいません。
作戦を考えます。
私の実力を考えると自力での逃げ、先頭でレースペース作って後続を
ちぎっていくような走りは出来ません。
①強力な逃げがあれば協調する。
但しマークするべき選手が分からないため運任せです。
②ちょっと飛び出した位の選手は自分では追わない。
③先頭に出た時は緩めない。
④最終回の最終コーナーを5番手以内でまわる。
まあ省エネ走法です。10番手以下に落ちないよう注意しながら走ります。
バックストレートは向かい風なので集団の脇をするするを抜けて行くには最適です。
ペースは本当に遅く、何度も飛び出したくなりますが我慢します。
ギアは53×15で事足ります。たまにホームの追い風で14Tまで使います。

ずっと上ハンドルのまま、なにも起らないまま20分が過ぎました。
さすがに集団のペースが上がります。下ハンドルに握りかえます。
ホーム側で先頭交代が回ってきたので55km/hまであげます。
足を40回位まわして交代、集団はかなり縦に長くなっているので6番手位に復帰。
ギアを14Tにいれます。最終周回バックストレート立ち上がりで中切れ発生、
一呼吸待って一気に先頭に追い付きます。
足は使いますが後続を連れていきたくありません。
最終コーナー直前で先頭の3名まで1車身に追い付きます。
あからさまに私の方が早いスピードでコーナーに入ります。
理想的な展開です。

好事魔が多し。

立ちあがり際にギアを13Tに入れ足を1回転、
左のペダルを地面にこすってしまいました。
クリッピングポイントに付けません。
ブレーキを掛け立て直すもコースアウトして大幅に減速。
大部分の集団が行ってしまってコース復帰し苦笑いしながらゴール。
今思えば気持がはやっていたのだと思います。
あまりにも悔しくて結果も見てません。
あえていいところを上げるとしたらポジショニングはうまくいきました。

吉田選手が出走の3組目を観戦。4名の逃げをうまく作って
終始集団より速いペースで展開していましたが、ゴール勝負で差されて4位。

面白いレースにはなりませんでしたが、気持ちを切り替えて
次で昇格出来るよう練習していきます。

奥さま、今回は泊まりの遠征までさせて頂いてありがとうございます。
今週は一緒にどこかに行きましょうね。