レポート
ツアー・オブ・カフラマンマラシュ4日間のステージレースを振り返る 選手・監督コメント
2026年8月10日

2026年8月4日(火)〜7日(金)、トルコ・カフラマンマラシュで開催された「ツアー・オブ・カフラマンマラシュ」。


VC FUKUOKAは、目標に据えていた第3ステージでベンジャが2位に入り、最終総合順位でもベンジャが6位、ジェラールが10位につけた。また、ここまで磨いてきたチームワークが実り、チーム総合でも2位に。UCIプロチームをはじめとした有力チームの猛攻を耐え抜いたなかでの、ベストと言える結果となった。
落車トラブルもあったが、本多がスプリントを駆使してステージシングルリザルト、最終ステージでの向川の70kmに及ぶ逃げ、木村の献身的なアシストなど、リザルトだけでは見えてこないチャレンジを展開できたのもチームにとって大きな経験に。
4日間を通じて、細かな課題は残るものの、各選手がそれぞれの役割を全うしたレースとなった。VC FUKUOKAの走りに、最後まで温かいご声援をいただきありがとうございました。
チームは休む間もなく、次の戦いへ。8月15日(土)・16日(日)には、トルコ・オルドゥでのワンデーレースに2日連続で出場する。引き続きの応援、よろしくお願いいたします。
レース後の選手コメント
ベンジャミ・プラデス

このレースには、自分のコンディションがとても良いと分かっていたので、優勝を狙って臨みました。
しかし第1ステージでは暑さに大きく苦しめられました。こうなる可能性は分かってたし、もっとうまく対処できればと思っていたのですが、あの日はタイムを失いすぎてしまい、表彰台争いから外れてしまいました。
第3ステージでは、ようやく再び良い感覚を取り戻し、優勝まであと一歩のところまで迫ることができました。暑さにうまく対応できたのは、最高のコンディションを整えてくれたチームの働きと、レース中いつも氷や冷たい水を届けてくれたチームメイトのおかげです。
最終的に、僕とジェラールの2人が個人総合トップ10でフィニッシュし、マサキも総合で良い位置につけました。最終ステージでは向川が逃げでチームを代表して走り、本多がスプリントに挑みました。
そしてチーム総合でも大きな2位を獲得。これはこのチームがどれだけ強いかを示すもので、僕にとって特に誇らしい結果です。
またオルドゥで挑戦します!
ジェラルド・レデスマ

今回のツアー・オブ・カフラマンマラシュには、2ヶ月間の充実したトレーニングを経て、チームに良い結果を持ち帰るという思いで臨みました。
チーム全員の支えのおかげで、僕たちは最高の走りをすることができ、個人総合でトップ10に2人、そして第3ステージではベンジャが2位を獲得することができました。これは自分たちが胸を張っていい結果だと思います。
さらに、チーム総合でも2位に入り、チームの素晴らしいレベルを皆に示すことができました。
これからも努力を続け、今週末にオルドゥで行われる次のレースに向けて、全力を尽くします。トルコ遠征を締めくくるこの一戦を楽しみ、最高の走りをお見せできればと思います。
山本 大喜

全日本選手権が終わってから少し休んで、後半戦の目標としているレースにピークを持っていくために、ベストコンディションではないが、レースに対応できるレベルに仕上げてきた。
チームの目標であった個人総合の為に、全てのステージでチーム一丸となって戦えた。
そのお陰で個人総合でベンジャが6位、ジェラルドが10位、自分が15位で終えることができた。
そして、チーム力が必要な、チーム総合で2位になれたことが、とても嬉しかった。
また本多が第4ステージの集団スプリントで8位に入ったことは、これからのチームの戦略の幅が広がると感じている。
暑さなどの様々な問題があり、ハードな4日間であったが、スタッフの方々の万全なサポートのお陰で大きなトラブルなく終えることができた。
来週のレースはヒルクライムのような登り基調のコースで、自分にとっては厳しいレースになると思うが、チームで勝利できるように、しっかりと準備をしていく。
今回も沢山の応援ありがとうございました!
本多 晴飛

第1ステージは落車してしまいあまり満足な働きができなかった。その後のステージでは自分の動ける場面では最低限の働きは出来たが、ハードなステージでもう少し残れるように精進したい。最終ステージはスプリントはしたもののポディウムには届かなく悔しい結果になった。次のレースでも諦めず挑戦していきたい。
向川 尚樹

レース初日からゴール付近に1級山岳があり大きくチームのリザルトに影響するレースとあり緊張感の中、第1ステージをスタートした。
40度近い高温乾燥の環境下、水分補給と体温を上げない様に40分に1回、チームカーから補給を受け取り、運ぶ事を意識して走った。
第2ステージはハルヒのゴールスプリントへ向かうが、ラスト1.5kmで落車。
怪我は無かったが不完全燃焼でした。
第3ステージは山岳コース。一発目のKOMで遅れてしまい耐えるだけの悔しいレースとなった。
第4ステージは平坦調のコース。2日間役立たずやったので何かしてやろうと意気込んでスタート。逃げにうまくハマりラスト10km切るくらいまで6人で逃げたが残念ながら集団に捕まりオールアウトしてゴール。
高温乾燥という過酷な環境で、普段の生活から、選手&スタッフが一丸となり、時には他チームの協力を得ながら戦った4日間でした。
温かい応援、ご支援ありがとうございました。
木村 純気

4日間を通して、個人的には大きな手応えを得ることができず、自分の力不足を感じるレースとなりました。
各ステージでは逃げを見極め、危険な逃げへのチェックやボトル運びを主な役割として走りました。
全体的にレーススピードが速く、自らアタックして展開を作る余裕がなかったため、途中からはアシストに意識を切り替え、ボトル運びを中心にチームメイトが少しでも走りやすい状況を作ることを意識しました。
第4ステージでは大人数の逃げが形成された場面で追走し、集団まで引き戻す動きもありました。一方、第3ステージでは登坂前にボトルを取りに下がり、ボトルを届けることはできたものの、その後の登りで集団から遅れてしまうなど判断面にも課題が残りました。
本来求められていた逃げやチェックには十分加われず、チームに負担をかけてしまった部分も多かったと思います。
今回感じた力不足と課題を受け止め、残りの2レースに繋げていきます。
4日間応援ありがとうございました。
佐藤 信哉 監督

非常に厳しい環境の中でのレースとなりました。
少しでも選手たちが良いコンディションを維持できるよう、
マッサーの在津、アキンの2人が氷や冷水の準備、補給など、奮闘してくれました。
また4日間のなので、本多、向川に落車のトラブルもありましたが、星野が翌日には万全にして4日間いい状態で臨むことができました。
そして何より、ベンジャをはじめ、選手たちがこのレースに向けて難しい夏場のトレーニングを積み重ね、しっかりとレースにコンディションを合わせ、レースでは役割を全うしてくれたことに感謝しています。
個人総合トップ10に2名、チーム総合2位という結果は、6人全員とスタッフが一丸となって戦った証だと思います。
この経験を次のレースにつなげたいと思います。
Photo: Yücel Çakıroğlu














































