レポート

10/19 宇都宮ジャパンカップロードレース ベンジャが12位、世界の高い壁を痛感した舞台

2025年10月20日

2025年10月19日に栃木県宇都宮市で開催された宇都宮ジャパンカップロードレースのレースレポートです。

1990年の世界選手権ロードレースの舞台となった宇都宮森林公園をコースに、これまでいくつもの名勝負が生まれた長い歴史を誇るレース。
スタート直後には名物・古賀志林道の激坂が待ち受け、全長10.3kmのコースを14周する合計144.2km・獲得標高2,600mという過酷なコースプロフィール。

 

今年もUCIワールドチームやUCIプロチームが多数参戦し、VC FUKUOKAにとってもこれまでで最もハイレベルなレースとなった。
序盤から強豪選手が古賀志の上りでペースを上げ、4周目に入る頃には7名の逃げとメイン集団という構図に。
VC FUKUOKAはベンジャとジェラールがメイン集団内に位置しながら勝機を伺う。

終盤にかけて逃げグループがシャッフルされ、18名ほどの先頭集団が形成。これが実質的に新たなメイン集団となり、その後方に位置する追走集団でベンジャが猛追。古賀志の下りでは得意のダウンヒルで先頭に立つなど、積極的な走りでレースを盛り上げた。

最終的には、先頭集団から抜け出したレニー・マルティネス選手(バーレーン・ヴィクトリアス)が逃げ切り優勝。
追走集団のベンジャは崩壊したメイン集団の選手と競いながらスプリント勝負し、12位でフィニッシュ。
週明けに42歳の誕生日を迎えるベテランながら、シーズン終盤でも高いパフォーマンスを発揮した。

チームとしては、10月のUCIレース3連戦を締めくくる大舞台で上位フィニッシュを果たすことができました。
一方で、ジェラールや横塚も粘りの走りを見せたが、ワールドチームやプロチームとの力の差も改めて痛感。
この経験を糧に、また来年この宇都宮ジャパンカップの舞台に挑めるよう、チーム一丸となってさらなるレベルアップを目指します。
現地での熱い声援、そして配信での応援、本当にありがとうございました!

 

🏁リザルト

✅ベンジャミ・プラデス 12位
✅横塚 浩平 DNF
✅ジェラルド・レデスマ DNF
✅木村 純気 DNF
✅阿部  源 DNF
✅本多 晴飛 DNF

 

選手コメント

ベンジャミ・プラデス

年々ジャパンカップは本当に厳しいレースになってきた。

ワールドツアーチームとコンチネンタルチームの差は年々広がっており、アジアで最も重要なワンデーレースには毎年より強力な選手たちが集まります。

それでも、僕はこのレースがずっと大好きです。万全の自信があったわけではありませんが、できる限りの力を出し切って良い結果を目指そうという気持ちで臨みました。
レースは序盤から非常にハードで、集団はすぐに絞られ、最終的には残り3周までトップグループに食らいつくことができましたが、トップ10に入れなかったのは残念。

それでも現実的に見れば、とても良い結果だったと思います。

この結果をさらに上回るには、同じレベルの選手たちともっと多くのレースを走る必要がありますが、それはなかなか難しいことです。
そして何より、いつもながら沿道で応援してくれるファンの皆さんのサポートには本当に感動しました。

その声援を感じながら走るのは心から嬉しく、VC FUKUOKAは、今まさに特別なチームになりつつあります。
さて、これから一度帰国してリフレッシュして、ツール・ド・おきなわに最高のコンディションで臨めるよう準備します。

現地でお会いしましょう!いつも応援ありがとうございます!

 

横塚 浩平

日本でこのレベルのレースを走る機会はそう無いので、スタートから集中して臨んだ。
不本意なトラブルや中切れに巻き込まれないように可能な限り前で登りに入るようにして4周目のペースアップを迎えたが、あまりに速すぎてギリギリまで耐えた結果完全に足が止まり、メイングループからもこぼれてしまった。
実力通りの結果ではあるがやっぱり悔しい気持ちが強い。
この差を埋める為にできる事をこれからも続けていくしかない。
日本でこれだけ多くの声援の中を選手として走る事ができている事に改めて幸せを感じるレースでした。
ありがとうございました。

 

ジェラルド・レデスマ

ツール・ド・九州を終えた後、気持ちは高ぶっていたものの、かなり疲労が残っていました。それでもアジアで最も厳しく、最も重要なレースに出場できることにワクワクしていました。
レースでは全力を尽くし、ベンジャとともにレース中盤まで先頭グループに加わることができました。しかし途中で激しい腹部のけいれんに襲われ、一時的に止まらざるを得ず、先頭グループに戻るチャンスを失ってしまいました。

とても悔しい結果でしたが、一方で来年のレースに向けて新たなモチベーションにもなりました。

この日、そして日本での最後のレース期間を通して、体の調子がとても良かったことを実感できたのは大きな収穫です。
また、ベンジャが世界のトップライダーたちと堂々と戦っている姿を見て、とても誇らしく思いました。

彼はいつも安定して上位に食い込む実力を見せてくれています。
そして次はいよいよツール・ド・おきなわ。

今年最後のレースを、再びチームとして一緒に走れるのを楽しみにしています。

 

木村 純気

チームとして、個人としても初出場のジャパンカップでした。
ロードレースを始めた頃から走りたいと思っていたレースに出場できて本当に光栄に思います。
率直な感想は、今回は世界トップレベルに圧倒されて早々にDNFとなってしまいましたが、間違いなく日本で1番歓声があるレースで勝負をしてみたいと思いました。
力をつけてまたチャレンジしたいと思います。
沢山の応援本当に力になりました。ありがとうございました。

 

阿部 原

今回、初めてとなるジャパンカップ出場でした。
ツール・ド・九州では思うような結果を残せなかったので、今回は日本人最高位、そして自分自身もUCIポイントを獲得してチームに貢献したいという思いで臨みました。
しかし、先週のレースからコンディションをうまく整えることができず、序盤で遅れてしまいました。
そんな中、ベンジャは最終盤まで勝負争いに加わり、熱い走りを見せてくれました。
初めてのジャパンカップは、自分の力不足、弱点を痛感すると同時に、トップレベルの選手たちの走りを間近で見る非常に刺激的な経験でした。
次にまたこの舞台を走れる時には、ベンジャのように勝負に加われるよう、もっと強くなって戻ってきます。
応援ありがとうございました。

 

本多 晴飛

初のジャパンカップ出場だったが直前に体調崩してしまい不安のある中での出場となった。
やはりロードレースは甘くなく早々に千切れてしまった。
今年一悔しい結果となり現状の弱さを痛感した。
来年のジャパンカップで戦えるよう一年間練習に励みたい。
シーズンラストの沖縄が控えてるので元のコンディションに戻していきたい。

 

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