レポート

5/20 ツアー・オブ・ジャパン2025 Stage3 いなべ レポート

2025年5月21日

2025年5月20日に行われた「ツアー・オブ・ジャパン2025」Stage3 いなべステージのレースレポートです。
大会3日目の舞台は、三重県最北端のいなべ市。景勝地としても人気の高い「いなべ市梅林公園」を起点に、南北に周回する14.8kmのコースを8周、計127kmで争われた。

この日のハイライトは、周回コース序盤に現れる激坂「いなベルグ」。ヨーロッパのクラシックレースに登場する有名な坂の名をオマージュしており、TOJでも名物として知られる勝負どころだ。距離は約1kmだが、壁のようにそびえる急坂が選手たちの脚を容赦なく削っていく。この特徴的な登りは、ベンジャが得意とするタイプでもあり、チームは期待を持ってレースに臨んだ。

晴天のもとレースはスタートし、序盤はスプリントポイントやKOMを前に、各チームが様子をうかがうような展開。2周目までは緩やかなペースで集団は進行した。

3周目、リーダージャージを含む6人による逃げが決まり、その中には総合4位、7位の選手も含まれていたため、集団は一気に緊張感に包まれる。一時はタイム差が広がるが、集団は懸命に追い上げ、4周目に逃げを吸収する。

この日の補給ポイントは、選手が時速60km近くで通過する高速区間に設けられ、集団内での手渡しは困難を極めた。さらに、コースのアップダウンによりチームカーが選手に接近できる機会も限られ、加えて気温は30℃を超える厳しい条件。VC FUKUOKAの選手たちは苦戦を強いられ、補給地点での混乱も影響して、集団では中切れが発生。この際にジェラルドが取り残されたが、本多がアシストしメイン集団まで引き上げる仕事を見せた。

「いなベルグ」での攻防が繰り返される中、レース終盤にはメイン集団が30名ほどに絞られる。
7周目、再び総合上位の2選手がアタックを仕掛け、この逃げが決定的となった。
ベンジャはネイサン・アール選手(KINAN RACING TEAM)ら有力選手の抜け出しを抑え、ジェラールは追走のために集団牽引の意志を見せたが、メイン集団の意識は既に3位争いへシフトしていた。

勝負は先行した2名による一騎打ちに。アレッサンドロ・ファンチェル選手(JCL TEAM UKYO)がステージ優勝を飾り、同時にリーダージャージも獲得した。
キレを欠いた動きとだったが、メイン集団の2番手でベンジャが6位、ジェラールは16位でフィニッシュ。仕事を終えた本多、奥田、木村もグルペットで無事ゴールしたが、向川は無念のDNFとなった。向川は、ここでTOJから去ることになるが、チームとともに自走で東京を目指す。

第3ステージを終え、ベンジャはトップと45秒差の総合8位、ジェラールはトップと49秒差の総合16位に位置している。
暑さと過酷な展開、さらには総合上位勢が積極的に動くサバイバルレースで、総合タイム差が広がった本ステージ。
例年大きく総合順位が入れ替わる富士山ステージも控えていることから、チームとしては一喜一憂することなく、ステージ勝利を目指し一戦入魂の姿勢で挑む。

 

🏁ステージリザルト(トップとのタイム差)

✅ベンジャミ・プラデス 6位(+0:29)
✅ジェラルド・レデスマ 16位(+0:29)
✅本多 晴飛 69位(+11:40)
✅奥田 和人 71位(+11:40)
✅木村 純気 73位(+11:40)
✅向川 尚樹 DNF

 

🏁個人総合順位(トップとのタイム差)

✅ベンジャミ・プラデス 8位(+0:46)
✅ジェラルド・レデスマ 16位(+0:49)
✅本多 晴飛 56位(+15:17)
✅奥田 和人 77位(+21:09)
✅木村 純気 78位(+21:10)

 

🏁U23新人賞順位(トップとのタイム差)

✅ジェラルド・レデスマ 3位(+0:02)

 

 

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