レポート

3/1-3/2 富士クリテリウムチャンピオンシップ レポート

2025年3月3日

※今回はレースフォトはありません。掲載写真はいずれも先月のトルコ遠征でのものです。
2025年3月1日(土)〜3月2日(日)に静岡県富士市で開催された富士クリテリウムチャンピオンシップのレポートです。
1日目は3つのグループで予選レースが行われ、各グループ上位25名が2日目の決勝レースに進出するというシステム。VC FUKUOKAから出場した横塚、阿部ともに予選をクリア。
2名は数的不利さはあるものの、トルコ遠征や学連レースでコンディションも良い状態で決勝レースに臨みました。
決勝レースは富士市役所の大きな通りを使う1.8kmの周回路を30周するコース。10周目と20周目に周回賞が設けられた。
横塚がレース展開の起点を作り、終盤まで逃げる活躍を見せました。スプリント勝負で集団前方に姿を見せた阿部が18位、横塚は50位でフィニッシュ。

 

横塚がレース展開の起点に

集団が10周目の周回賞狙いの動きを終えた隙をついて横塚が単独アタックを仕掛けた。
追随して広島の白川選手がジョイン。メンバーを揃えたJプロツアーチームに対し、レースを動かしたのは、過去にこのレースで優勝した経験のある横塚。
その後さらに2名が加わって4名の逃げとメイン集団の構図が終始続いた。横塚は積極的にローテーションの先頭を牽き続け、その姿はライブ配信でも注目を集めました。
ラスト2周となり、複数名を揃えるシマノ、ブリヂストン、キナンなどの追走で、逃げは全員が吸収。吸収と同時に阿部が集団前方に姿を現す。各チームのスプリンターが揃うスプリント勝負となったが、阿部源が単独でのポジションアップに体力を奪われ18位でゴール。横塚は50位となった。
ただ、それぞれ調子の良さが見え、今季どこかでチャンスを掴む期待の持てるレースとなりました。

 

レース映像

下記YouTubeの埋め込み動画は、横塚がアタックを仕掛ける直前から見ることができます。ぜひご覧ください!

05:04:45ごろ レーススタート

0:5:31:00ごろ ご注目!アタック合戦から集団を飛び出す横塚浩平!!

06:21:00ごろ レースフィニッシュ

 

 

🏁富士クリテリウムチャンピオンシップ リザルト

予選レース2組目

✅横塚 浩平 3位(予選通過)

予選レース3組目

✅阿部  源 10位(予選通過)

 

決勝レース

✅阿部  源 18位
✅横塚 浩平 50位

 

レース後のコメント

横塚浩平

Photo: Yücel Çakıroğlu

BSが人数を揃えているので少数での逃げ切りしか考えていなかった。
スタート直後は予想通り逃げたがる選手が多かったが、そのせいで中途半端なアタックはすぐ追われてしまうので1回目の周回賞後に速度差を付けて逃げを作った。
逃げの人数が少なかった事と逃げの形成後も集団が追う動きが止まなかった為にペースを落とす時間が無く、最後に踏み直す力を残せなかった。
悔しいが考えられるベストな動きはできたので、ただ力不足だった。

 

阿部源

Photo: Yücel Çakıroğlu

コンディションは良好で、横塚さんも逃げに乗ってくれたため、最後のスプリント勝負にに集中することにした。
しかし、集団内で楽なポジションを確保できず、少しずつ脚を削られてしまう。
最後の位置取りはうまくいったものの、すでにスプリントに加わる余力はなく、集団に埋もれる形でのフィニッシュとなってしまった。