レポート
2/22 JBCF鹿屋・肝付ロードレース レポート
2025年2月25日
VC FUKUOKAの2025年シーズンがいよいよ始まります!
今シーズンは、国内外で開催されるUCIレース(国際レース)に加え、JBCFシリーズにも参戦します。
JBCF(全日本実業団自転車競技連盟)が主催するシリーズでは、トップカテゴリーである「Jプロツアー」ではなく、その下のエリート、マスターズ、ユースカテゴリーに出場することになりました。
特にエリートカテゴリー(E1)では、VC FUKUOKAのトップ選手と、育成チームとして位置付けられるサテライトチームの選手が一緒にレースを戦います。
サテライトチームの選手たちは、学生や仕事の合間を縫いながら自己研鑽を積み、レースに挑戦するメンバーです。
トップ選手とサテライトの選手が同じチームとして真剣に勝利を目指すことは、他のチームではなかなか得られない貴重な経験となります。若手選手の成長の場としても、非常に意義のある取り組みです。
今シーズン、VC FUKUOKAはエリートカテゴリーのチームランキングでトップを目指します!
しかし、結果だけにこだわるのではなく、すべてのレースを意味のあるものにし、充実したシーズンを過ごせるよう努めてまいります。
レースレポート
2025年2月22日、VC FUKUOKAにとって今シーズンの開幕戦となるJBCF鹿屋・肝付ロードレースが開催。
チームはE1、E2、E3、マスターズカテゴリーに出場しました。
このレースは大きな起伏が少ないコースのため、レースが進んでも集団が大きく崩れにくく、最後のゴールスプリントで勝負が決まる展開が予想されました。
しかし、VC FUKUOKAのE1カテゴリーには、決定的なスプリンターがいないため、チームとして積極的にレースを動かし、逃げ切りを狙う作戦を採用しました。
レース展開
序盤、木村純気が動きを見せ、その後も向川の積極的なアタックにより、一時は5名の逃げグループにVC FUKUOKAの選手が3名含まれる数的優位な展開を作りました。
しかし、その逃げは集団に吸収され、中盤には奥田和人が単独でアタックし、3周にわたるロングエスケープを成功させます。
終盤に差し掛かると、MiNERVA-asahiチームの激しい追い上げがあり、VC FUKUOKAの選手たちは厳しい展開を強いられました。
それでも耐え抜き、終盤には山本晴斗がエキップホッカイドウの奥山選手とともに飛び出し、逃げ切りを狙います。
ラスト3周、山本は渾身の力でペダルを踏み続けましたが、奥山選手に振り切られ、更にゴール前30mで後方集団に飲み込まれ、悔しい結果となりました。
後方の集団では、田中亮祐がスプリントを制し、2位でフィニッシュ!
さらに、終始アグレッシブな走りを見せた木村純気も9位に入りました。
奥山選手の走りは見事で、勝負どころでの判断力と最後のスプリントの強さは素晴らしかったです。
また、MiNERVA-asahiの強力な走りが印象的でした。彼らは今シーズンを共に戦うライバルとなることは間違いなく、今後の対戦がさらに楽しみになります。
VC FUKUOKAとしては、引き続き攻めの姿勢を貫き、さらなる結果を目指していきます。
マスターズカテゴリーの健闘
この日もう一つの注目すべき結果は、マスターズカテゴリーに出場したアラン・テイラーの活躍です。
彼は単独で奮闘し、見事4位入賞を果たしました。
レース映像
VC FUKUOKA選手たちのレースでの動きを映像で確認することができます。
選手たちが奮闘する姿をご覧ください!
🏁JBCF鹿屋・肝付ロードレース リザルト
E1
✅田中 亮祐 2位
✅木村 純気 9位
✅石原 悠太 14位
✅山本 晴斗 18位
✅奥田 和人 19位
✅辻野 壱哉 27位
✅向川 尚樹 28位
✅水上 隆助 30位
E2/E3
✅深堀 理 25位
✅美輪 空人 34位
✅三宅 那生 41位
✅吉田 純 DNF
M
✅アラン・テイラー 4位
レース後のコメント
田中亮祐(E1)
事前の打ち合わせ通りスプリントになった際は自分が行くことになっていたので、そこはしっかりとこなすことが出来てうれしい。今後はもっとチームとコミュニケーションをとって、自ら考えて動く力を鍛えていきたい。
奥田和人(E1)
力でねじ伏せたかったがそれが叶わなかった。
個人としてもチームとしても課題が残るレースでした
もう少し個人でも作戦を練って臨機応変に対応すれば良かったと後悔
調子はいいので次に向けて頑張ります。
山本晴斗(E1)
位置取りで後手を踏まないことを意識して走りその点ではうまくいったところもあったが、勝ち逃げからちぎれてしまったのは悔しかった。初戦なので反省して次戦に活かす。
木村純気(E1)
今回は数的有利がある中でのレースでしたが、チームとしては中々上手く立ち回る事が出来ませんでした。数的有利がゆえに不利な状況にもなる事もあるので、そこをしっかり話し合い今後のレースに活かして行きたいです。
個人的な感覚は悪くなかったので、この調子を崩さずに少しずつ上げていきたいと思います。
向川尚樹(E1)
今日は難しいレースだった。
攻撃しても同調してくれる選手がいなくて、(ある意味、他の選手がスマート)泳がされる動きが繰り返された。
コースが変われば違ったレースになる思うが····
次戦も攻撃態勢は変えずに挑みたい💪
辻野壱哉(E1)
シーズン開幕戦で自分のコンディションに少しだけ不安がある中でのレーススタートとなったが、調子はよく全体的に動くことが出来たと思う。
だが、最終的にはスプリントに持ち込む際に上手くまとめることが出来なかった。
良くなかったとこは改善し、次に向けて身体を仕上げるだけでなく展開を読んでいい動きをしたい。
石原悠太(E1)
初のE1レースで独特の雰囲気があり、コースも単調でとても難しいレースだった。積極的に動けた場面もあるが、個人としてもチームとしてもまだまだ意思疎通や立ち回りにたくさんの課題が見つかったため、今後のレースで改善し、1年間を通してJBCFのレースでも結果を求めていきたい。個人としては、ここから更にコンディションを上げていき、勝負に絡みつつ、チームのためにも献身的に走る。
水上隆助(E1)
練習時間がうまく確保できず万全の状態ではない中、先頭付近で少し動けたのはよかった。何よりチームとしての立ち回り方を学べたことが収穫。より動けるようになるためにベースを引き上げたい。
三宅那生(E2)
今日のレースの反省点は三つあります。
・朝早いレースにも関わらず検車、ゼッケン貼り等に時間がかかってしまいちゃんとアップができていなかった事。
・寒さが苦手にも関わらず、寒さ対策が足りていなかった事。
・落車で起きた中切れを焦ってしまい自分一人で追ってしまった。
周りにもたくさんの選手がいたのに協力せず無駄足を使ってしまう。
明日はこれらの失敗を繰り返さないよう努力、見せる走りをしていきたいです。
深堀理(E2)
終始前目で展開。短時間のレースで大集団のままゴールを迎えた。着に絡みたかったが、前に上がりきれずでした。引き続き、勝利を目指して頑張って参ります。
吉田純(E2)
1箇所の登りの為に足を溜めながら周回をこなしていたがラスト1周手前の下りで前輪バースト。
元気だっただけに悔しいレースとなりました。
美輪空人(E3)
3日前に膝を故障してしまい、気持ち的にも弱気になってしまった。ギア規制もあり、下りで後方に下る、平地や坂で前方に上がるを繰り返してしまい、無駄足を使ってしまうことがあった。次戦に備えて体調を整え、前方で走り続けれる身体をつくっていきたい。
フォトギャラリー
Photo Kensaku Sakai
フォトギャラリー2
YAMAちゃんさんから写真を送っていただきました。
いつもチームを応援いただき、ありがとうございます!