レポート
10/14 マイナビ ツール・ド・九州2024 STAGE3 福岡ステージ レポート
2024年10月16日
Photo Itaru Mitsui
2024年10月14日に開催されたマイナビ ツール・ド・九州2024福岡ステージのレースレポートです。
Photo Itaru Mitsui
岡垣町のコミュニティセンター「岡垣サンリーアイ」をスタートし、波津の海岸線、2級KOMの垂見峠が設定された周回コースを9周し、2017年に認定された世界遺産の一部である宗像大社前にフィニッシュする141kmのコース。
今大会最終日は総合順位が僅差でひしめく状況だけに、各チームがスプリントポイントでのボーナスタイムを狙う。
予想通り、スタート序盤から各チームによるアタックが繰り返された。その中で垂見峠の1回目の周回賞ではベンジャが2位で通過。そして残り100kmほどの時点で6名の逃げが決まる。
Photo Itaru Mitsui
コース沿道でVC FUKUOKAファンが赤い応援Tシャツ、ハリセン、のぼりを持って応援する姿が各所で見られた。
その応援に応えるようにVC FUKUOKAのメンバー全員はしっかりとメイン集団に残りつつ、1分30秒ほどのタイム差を維持しながらレースは進む。
Photo: Ota Nobuhiko
残り30kmでレースは動き、アタックと脱落により3名の逃げを30秒差でメイン集団が追いかける展開に。周回最後の垂見峠で総合上位4選手が飛び出す展開もあったが、このアタックは残り数キロで吸収された。
最終盤に向けてスピードが上がり、メイン集団にはベンジャ、横塚、南が残り集団スプリントへ。
Photo: Ota Nobuhiko
フィニッシュエリア両側にはVC FUKUOKAののぼりが掲げられ、ファンの興奮も最高潮に。歓声を浴びながらコース左側からスプリントに挑んだベンジャがステージ9位でフィニッシュ。各チームのエースが全力を出し切った最終決戦は、イヴァン・スミルノフ(アスタナ・カザクスタン)が先頭を切ってステージ優勝。
ベンジャは大分ステージ、熊本阿蘇ステージと3ステージ続けて9位という珍しいリザルトで大会を終えた。3日間のステージを経て、総合成績はベンジャの18位が最高位(横塚、南も同タイム差で続いた)
そして新人賞は10秒差で南が2位に。チーム総合成績は前ステージまで3位をキープしていたが、惜しくも4位となった。
Photo: Ota Nobuhiko
小倉、大分、熊本阿蘇、そして地元の福岡でのレース中、沿道から沢山の応援をいただき激しく心が揺さぶられました。本当に沢山のご声援、ありがとうございました。
チームはお陰様で全員が無事にゴールすることができました。まだまだ力不足ですが、ワールドチームも混じる中での勝負を経て自分たちができる最善を尽くした結果が出せたと感じています。
また、大会運営に関わってくださった全ての皆様にも感謝いたします。来年もチームとしてスタート地点に立てるよう、これからも挑戦を続けます!
🏁STAGE3 福岡ステージリザルト(トップとの差)
✅ ベンジャミ・プラデス 9位(+00:39)
✅ 横塚 浩平 15位(+00:00)
✅ 阿部 源 30位(+08:29)
✅ 南 和人 45位(+00:00)
✅ 中島 雅人 71位(+05:22)
✅ 向川 尚樹 72位(+05:22)
🏁全てのステージを終えての総合順位(トップとの差)
✅ ベンジャミ・プラデス 18位(+00:39)
✅ 横塚 浩平 28位(+00:39)
✅ 南 和人 36位(+00:39)
✅ 中島 雅人 73位(+32:01)
✅ 阿部 源 75位(+36:37)
✅ 向川 尚樹 80位(+41:59)
🏁全てのステージを終えての新人賞順位(トップとの差)
✅ 南 和人 2位(+00:10)
🏁全てのステージを終えてのチーム総合成績(トップとの差)
✅ トタルエナジー 1位
✅ コラテック・ヴィーニファンティーニ 2位(+00:18)
✅ JCL TEAM UKYO 3位(+00:18)
✅ VC FUKUOKA 4位(+00:18)
レース後の選手コメント
ベンジャミ・プラデス
ボーナスタイムを獲得し、総合順位を上げるために逃げを試みたが叶わなかった。 最後のスプリントでは後ろからいいスピードで迫っていたが、前にいた選手のチェーンが外れてしまい、スプリントのスピードが落ちてしまった。
今回のツール・ド・九州では、VC FUKUOKAのファンの応援にとても感謝している。
“Muchas gracias gente de Fukuoka!😉”(福岡の皆さん、ありがとうございました😉)
横塚 浩平
最終日は逃げに乗ってボーナスポイントの獲得を目指したがうまくいかず、ゴールスプリントも全力でもがき切る事ができず悔しい結果となってしまった。
4日間の応援とサポートに感謝しています。
ありがとうございました。
南 和人
UCIポイント圏内の総合順位が最終日までもつれる難しいレースとなった。
総合順位を上げることができず、悔しい結果となったが、同時に昨年と比べて自分の成長を感じることができた。4日間応援ありがとうございました。
今シーズンも「ツール・ド・おきなわ」の1レースのみ。
最後まで応援よろしくお願いします!
中島 雅人
残り2周のペースアップについていくことができず、グルペットでの完走となった。
応援いただいた皆様ありがとうございました。
来年もこのお祭りを一緒に楽しみましょう。
向川 尚樹
地元福岡ステージで見せ場を作ろうと思っていたが力およばず。
ラスト2周のペースアップに付いていけずドロップ。グルペットでゴールとなりました。4日間、熱い応援をいただきありがとうございました。沿道からの向川&オッサンコール、とても嬉しかったです。
これからも応援よろしくお願い致します。
阿部 源
クリテリウムを含む4日間の応援、サポートありがとうございました。
個人としては皆様の応援に応えられず悔しい思いです。
必ず強くなって帰ってきますので、今後とも応援よろしくお願い致します。
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Photo: Ota Nobuhiko