レポート

10/13 マイナビ ツール・ド・九州2024 STAGE2 熊本阿蘇ステージ レポート

2024年10月13日

2024年10月13日に開催されたマイナビ ツール・ド・九州2024熊本阿蘇ステージのレースレポートです。

スタートの瀬の本レストハウスから下り、昨年のKOMとなった箱石峠を起点にしたアップダウンのある周回コースを3周、そこから南阿蘇方面へ下り、南阿蘇村役場前にフィニッシュする108kmのコース。

短い距離ながらメリハリの大きな展開となり、選手にとってはカルデラとススキの平原が生み出す絶景を目にする余裕もないレースとなった。
スタート後、やまなみハイウェイのアップダウンで5名の逃げが生まれる。
箱石峠のKOM、そして波野のKOMを3回とも逃げの5名が先頭通過。その間、メイン集団は30秒から1分ほどのタイム差で推移。
VC FUKUOKAはその集団内でベンジャ、横塚、南の3名が位置をキープ。

周回後は残り20km地点の色見スプリントポイントを通過しつつダウンヒル基調のコースへ。それにつられるように集団のスピードも上がるが、逃げのスピードも速く、一進一退のスリリングな構図となった。最終的に残り1kmで最後の逃げをメイン集団が捕まえ、海外勢を筆頭に猛スピードでのスプリント勝負に。リーダージャージを着るエミリアン・ジャニエール(トタルエナジー)が先頭を切ってゴールし、リーダー自ら連日のステージ優勝を挙げた。

Photo: Ota Nobuhiko

VC FUKUOKAはメイン集団でのポジションを維持したベンジャが9位、横塚が38位、南が45位で同タイムフィニッシュ。
後方集団でゴールを目指した向川、中島、阿部も無事にゴールし、全員で最終日に挑む。
また、総合順位はベンジャがリーダーから30秒差の15位、横塚、南も同じく30秒差につけている。明日の福岡ステージでの活躍を見据えつつ、それぞれの順位のジャンプアップを図る。
チーム総合順位もトタルエナジー、JCL TEAM UKYOに次ぐ3位をキープ。こちらもトップとの18秒差を埋めるべく挑むことになる。

Photo: Ota Nobuhiko

ライブ配信では、赤いVC FUKUOKA応援Tシャツやハリセンを手にした姿をたくさん目にしました。
ここまでメンバー全員でたどり着くことができたのは皆さんの声援のおかげです。ありがとうございます。
明日も応援いただきつつ、お時間が許せばフィニッシュ会場にお越しください!わずかではありますが、レース後にファンの皆様とお話ができる時間を設ける予定です。

🏁STAGE2 熊本阿蘇ステージリザルト(トップとの差)

✅ ベンジャミ・プラデス 9位(+00:00)
✅ 横塚 浩平 38位(+00:00)
✅ 南  和人 45位(+00:00)
✅ 阿部  源 64位(+08:29)
✅ 向川 尚樹 70位(+08:30)
✅ 中島 雅人 74位(+08:31)

 

🏁STAGE2 熊本阿蘇ステージを終えての総合順位(トップとの差)

✅ ベンジャミ・プラデス 15位(+00:30)
✅ 横塚 浩平 34位(+00:30)
✅ 南  和人 37位(+00:30)
✅ 中島 雅人 73位(+21:33)
✅ 阿部  源 80位(+36:28)
✅ 向川 尚樹 81位(+36:28)

 

🏁STAGE2 熊本阿蘇ステージを終えてのチーム総合順位(トップとの差)

✅ VC FUKUOKA(+00:18)

 

レース後の選手コメント

ベンジャミ・プラデス

今日は総合順位を上げるためにボーナスタイムを狙いたかった。
しかしレース展開的に唯一の選択肢は最後のスプリント勝負に賭けることに。
ゴールラインまでの勾配は思っていたよりも自分に合っていたものの、9位だったことに少しがっかりしている。
明日はピュアスプリンターが今までのステージよりもフレッシュな状態で来ると思うので、この結果を改善するのは難しいかもしれない。

 

横塚 浩平

今日は比較的イージーな日になった。
好調とは言えないがプロトンの中では比較的走れている感触はあるので、最終日は可能な限り上位を目指す。

 

南 和人

今日も登りでコンディションの良さを確認できた。
明日で全てが決まるのでベストを尽くす!

 

中島 雅人

箱石峠で遅れてしまい何もできなかった。
明日も頑張ります。

 

向川 尚樹

今日も最初の登りでドロップして、グルペットでゴール。全くレースに参加出来てない。明日は最終日。何かしてやる💪

 

阿部 源

コンディションは良くなりつつあるが、今日も何も出来なかった。明日はコース的にも自分向きであるのでしっかりチームに貢献する。

 

フォトギャラリー

Photo: Ota Nobuhiko