レポート

10/12 マイナビ ツール・ド・九州2024 STAGE1 大分ステージ レポート

2024年10月13日

2024年10月12日に開催されたマイナビ ツール・ド・九州2024大分ステージのレースレポートです。

標高400mほどの立命館アジア太平洋大学をスタートし、湯布院、九重の雄大な景色を走りながら2級KOMを3つ、スプリントポイントを1つ通過する前半の山岳パート。そして後半は日田の大原八幡宮を起点に2周回してフィニッシュする138kmのコース。

予想されていた通り、スタート序盤からの細かなアップダウンと各チームの思惑によるペースアップもあり、最後まで激しいレース展開となった。
レースは中盤から単独の逃げをメイン集団が追うシチュエーションとなり、最大で2分のタイム差が生まれた。
チームはベンジャ、横塚、南の3人がメイン集団の位置をキープしながらKOM、スプリントポイントを通過。しかし、ハイペースなレースで他チームの選手とともに中島、阿部、向川が遅れてしまう。


レース終盤に海外チーム主導で5名が抜け出し最後まで気が抜けない。メイン集団は抜け出した逃げを吸収するべく目前まで迫ったものの、最後は4名によるスプリントで勝負が決し、エミリアン・ジャニエール(トタルエナジー)がステージ優勝。
チームとしては10秒差で続いたメイン集団内でのスプリントでもがいたベンジャがステージ9位に入った。

その後、17分遅れで中島がゴール。向川、阿部は27分遅れの最後尾の集団でゴール。想定よりも気温が高かったことを考慮し、タイムリミットが延長されたことが救いとなる形に。
STAGE1終了時点でベンジャは総合12位。同タイムには横塚、南が入っている。そしてチーム総合は3位というポジション。
また、他チームでリタイアする選手が見受けられたものの、VC FUKUOKAとしては5名揃ってゴールできたことは明日につながる成果となった。

🏁STAGE1大分ステージリザルト(トップとの差)

✅ ベンジャミ・プラデス 9位(+00:20)
✅ 横塚 浩平 27位(+00:20)
✅ 南  和人 29位(+00:20)
✅ 中島 雅人 74位(+17:52)
✅ 向川 尚樹 84位(+27:50)
✅ 阿部  源 88位(+27:50)

 

🏁STAGE1大分ステージを終えての総合順位(トップとの差)

✅ ベンジャミ・プラデス 9位(+00:20)
✅ 横塚 浩平 28位(+00:20)
✅ 南  和人 30位(+00:20)
✅ 中島 雅人 74位(+17:52)
✅ 向川 尚樹 84位(+27:50)
✅ 阿部  源 88位(+27:50)

 

🏁STAGE1大分ステージを終えてのチーム総合順位(トップとの差)

✅ VC FUKUOKA(+00:18)

 

レース後の選手コメント

ベンジャミ・プラデス

今日のレースはかなりハードだった。
2つ目のKOMでは、強力な選手たちがいる集団に加わることができたけれど、集団に捕まってしまった。そして終盤の周回コースは最後の上りが危険で、何人かの有力選手が抜け出る可能性があることは分かっていた。
とにかく最後の上りで前に行きたかったけれど、それも叶わず、逆に5人の選手が逃げてしまった。軽い痙攣もあってスプリントできるかどうかわからなかったが、横塚が集団の先頭に立ったので、彼の働きに敬意を表してスプリントにトライした。
その一方で、集団にチームメンバー3人が残り、チーム総合で3位に立てたことは非常に重要なことだと思う。
明日はもっといい結果を出したい。

 

横塚 浩平

最後の周回まで残る事はできたが、終盤の展開に加わる力は無かった。
明日も厳しいレースになると思うが全力を尽くしたい。

 

南 和人

しんどい場面もあったが終始コンディションが良く、プロトンでゴールできたことで明日以降に繋がるレースができた。
明日もベンジャを中心にチーム全員で頑張りたい。

 

中島 雅人

序盤に前方にいたがキツかった。由布院からの登りで遅れたが完走できたので明日はチームに貢献する走りをしたい。

 

向川 尚樹

スタート直後の登りで遅れて何も仕事が出来なかった。
なんとか、グルペットで完走し明日に繋げれたので、チームに貢献出来る走りをしたい!

 

阿部 源

今日はコンディションが悪く、なんの仕事も出来ずに終わってしまった。
何とか明日に繋げられたのでコンディションを整えて残り2レースしっかり仕事をする。

 

フォトギャラリー

Photo: OTA Nobuhiko