レポート
7/24 Tour de Banyuwangi Ijen STAGE3 レポート
2024年7月25日
2024年7月24日(水)に行われた、Tour de Banyuwangi Ijen STAGE3のレースレポートです。
世界最大のカカオ生産工場があるドーソン・カカオをスタートし、バニュワンギ郡役所にゴールする175.3kmのコース。今大会の最長距離でもあるコースは、終盤に標高600m近くまで上るKOMが設定されたプロフィール。
レースがスタートしていくつかのアタックが生まれVC FUKUOKAからは横塚が逃げに乗りローテーションするなど存在感を示した。しかし、このチャレンジは30秒程度のタイム差に抑えられてしまい、残り130km地点でメイン集団に吸収。
その後、6名の逃げ集団が生まれたが、終盤の上りに差しかかる頃にはその逃げも崩壊。加えて、厳しい上りにメイン集団も崩れだし、ベンジャと横塚を含む25名程度の選手が先頭へ抜け出す。
最後はこの集団によるスプリント勝負となり、前日に続いてLAAS Martin(Ferei Quick-Panda Podium Mongolia Team)がステージ優勝。
ベンジャは同タイムの10位でゴールし、総合14位に。序盤から積極的に動いた横塚も、そこから13秒遅れの25位でゴールし総合を25位にジャンプアップさせた。
向川、中島はアシストをこなし、無事にフィニッシュしたが、南が体調不良と機材トラブルが重なったためDNFとなった。
🏁STAGE3 ステージリザルト(トップとの差)
✅ ベンジャミ・プラデス 10位(+0:00)
✅ 横塚 浩平 25位(+0:13)
✅ 向川 尚樹 57位(+7:09)
✅ 中島 雅人 62位(+8:42)
✅ 南 和人 DNF
🏁STAGE3 を終えての総合順位(トップとの差)
✅ ベンジャミ・プラデス 14位(+1:22)
✅ 横塚 浩平 25位(+1:45)
✅ 中島 雅人 56位(+9:52)
✅ 向川 尚樹 66位(+12:32)
選手コメント
ベンジャミ・プラデス
今日はプロフィール的にもステージ優勝が狙えたと思う。自分のパフォーマンスに不安があり叶わなかったが、レース終盤はとてもいい感じだった。 今日はヨコ(横塚)が先頭集団で一緒にいてくれてとても嬉しかったし、彼は終盤で素晴らしい仕事をしてくれた。
明日は体調万全で挑み、総合で良いポジションを獲得できることを願っている。
南 和人
今朝から体調が悪く、今日さえ乗り切れればと思っていたが、メカトラで遅れた際に集団に戻る脚がなく、レースを降りることとなってしまった。
体調管理も含め実力。振り返れば改善の余地があるので、この経験を今後に活かしていきたい。
向川 尚樹
ヨコが捕まった後、再びアタック合戦が続き、大きく割れそうな集団を詰めたりして脚が終了しました。
最後の登り中腹でドロップしてグルペットでゴール。
初日からトラブル続きだったが、今日はノートラブルでゴール。
残すはあと1日。予定通りの展開で来ているので、明日も皆でミッションを果たしたい。
横塚 浩平
走り出してバイクの調子が良いのが分かったので、前半は積極的に逃げに加わった。
逃げは不発に終わったのでそこからはチームのアシストに切り替え、ラストは余計なタイム差を取られないように300mまで集団をまとめてゴール。
前半動き過ぎたのもありKOMで残れるとは思っていなかったが、自分が思っていたより調子が悪くなかったので、その点は良かった。
中島 雅人
今日は自分にできるサポートを行ない、無事にゴールした。
佐藤監督
今日は暑く、距離も170kmを越えるタフなレースとなった。
そしてベンジャ最終ゴール争いに絡むことができた。
序盤から逃げ遅れた9名の逃げを阻みその後も積極的に動き、最終局面でも危険な攻撃を阻み続けた横塚のパフォーマンスは高かった。
中島もたくさんのボトルを運びチームに貢献してくれた。
明日はもう少しベンジャの得意なコースプロフィールになるし、なによりも彼のロストしていたバイクがようやく到着し、ストレスなく臨めるはずなので必ず良い結果につながると信じている。
南の離脱は残念だが、スタッフも含めて、最終日に向けてポジティブに最終日を迎えることができているだけで幸せです。ラスト1日頑張ります。