レポート

2014.6.22 西日本ロードクラシック レポート(佐藤)

2014年6月24日

佐藤です。

西日本ロードクラシック。
今まで、全て完走してきた苦手ではないコース。
しかしながら今回は落車を避けられず、リタイアで終わりました。

1周12.3㎞を12周、147㎞を走るレース。
だいたい序盤で逃げ集団ができ、それを追走するメイン集団ができる展開。

チームの作戦としては、一人でもいいから逃げ集団に乗れるようチャレンジする。

それ以外のメンバーは、メイン集団で。

おそらく後半に差し掛かる7~9周目に、メイン集団は追走すべく、ペースアップが図られ、
そのペースアップになんとか耐えられれば完走が見えてくる。

そこで遅れたとしても、そこまでいければ、そこそこ良いメンバーのグルペット(遅れ組)なので、諦めず制限時間内のゴールを目指す。

レースは雨の中スタート。

自分は雨は苦手としない。

周りの、普段は自分よりも強い選手でも、
その辺りのメンタル面が弱い選手がいるはずであり、ライバルが減る(と思うようにしている)。

序盤は雨や泥が撥ねて前が見えないが、
何度も走りに来ているコースなので、目をつぶっていても走れるコース(と思うようにした)。

全く問題なし。

序盤、2〜3周が経過し、
予定通りの逃げを追走するメイン集団。

ただ、チームメイトを確認しようと何度か集団後方まで下がったが、不在。

序盤での遅れは、完走は厳しく、
自身の完走への義務感が強まった。

6周、7周と周回数を重ねるにつれ、集団は40名程度(その後のレースのアナウンスで37名)に。

マトリックス、シマノ、ブリッツェンあたりが常に集団前方を固め、
3段坂が訪れる度に、いつペースアップされるのかドキドキしながら、自分はそのすぐ後ろで勝負のタイミングをうかがう。

下りが得意な選手、下りは苦手で前と距離を空けても登りが強くて簡単にポジションを挽回できる選手、など、色々なタイプの選手がいる。
相性の良し悪しがあり、前にいる選手次第で疲れ方が大きく変わる。

自分は、周りのどの選手よりも登りがきついけど、
下りは走り慣れているので、
下りが安定している選手が前にいる時は、だいぶ温存できる。

ただ、そのときは8周目後半の下り区間で訪れた。

目の前の選手がスリップし、落車。

自分は飛び込むしかなかった。

軽傷だった選手達は完走したようだった。

悔しい……

せっかく応援して頂いた皆様、
結果を残せずすみません。

幸い、骨折などの大怪我もなく、自転車にも乗れるので、
また次戦に向け、精進します。

平坦だけのクリテリウムレースや、登りだけのヒルクライムレースなど、
色々なレースがあるけれど、
やはり、Jプロツアーを走るチームは、
様々な要素が含まれ、距離も長いロードレースを走り切らなければなりません。

ポイントも高く設定されており、重要度は高いのです。

また、その中でも西日本ロードクラシックは広島で開催され、
近隣〜遠く九州から応援に来てくださるファンの方々もいて、
チームとしては何としても結果を残さなければならないレースでした。

9月に広島でもう一戦あるので、
それまでにチーム力をアップさせて臨みたいと思います。


(Photo:Miki SATO)