レポート
2014.3.23〜Jプロツアー宇都宮クリテリウム〜レポート(佐藤)
2014年3月27日
佐藤です。
どうせ失うものは無い。
せっかくならばこの挑戦を楽しんで。
ということで、開幕戦レポートです。
チームオーダー、作戦などは無し。
皆、Jプロツアーのスピードにどこまで対応できるかわからないし、
自分だって最後まで走り切れるかわからない。
ただ、有力選手の中には、
まだ調子が上がっていない選手も多いと思われ、
一発決勝で、出走人数も多いため、
これから先の厳しいシーズン中に比べれば、
完走するチャンスがあるレースだということ。
自分の課題としては、最終の着順を第一に考える。
少人数の逃げは見送っても、集団スプリントゴールではなんとか前方に位置し、
少しでもポイントの高い、20位以内を目指す。
今年はチームが残留するためのポイント獲得が大切。
レース開始後、いち早く逃げが決まってくれたおかげで、
ペースが落ち着き自分としては助かる展開。
ただ、チームメイトが前に上がってくることが無く、
皆、ちゃんと残っているのかわからない。
そんな中、10周目のスプリントポイントを前にして、
少し意識的にポジションを上げ、
目の前で小室選手のスプリント賞を見届けることができた。
自分としては位置取りの調子がいい感じ。
ラスト2周に突入し、
自分はもう良くやった、みたいな気持ちにもなっていたところ、
突如チームメイトの井戸川が前方に現れる。
コミュニケーションは取れなかったが、
気持ち的に良いアシストになった。
自分も前へ行く。
最終周。
いつの間にか前方はTeamUKYO、ブリッツェン、マトリックスあたりの列車が組まれていて、
入る所がなく、頑張って風を受けて前へ上がる。
お陰で最終コーナーは割といい位置で立ち上がれた。
生粋のスプリンターなら、億することなくいくところだが、
荒々しい集団ゴールだったし、
前方から、UKYOのリードアウトしてきた選手も目に入り、少し卑屈になってしまったが、
無事にゴールに辿り着くことができた。
チームメイトと連携はできなかったが、
今後は何かできそうだと感じるレースだった。
自分はリザルトを見る前に会場を離れてしまったが、
Ustreamで観戦して下さっていた方からメッセージを頂いたり、
Twitterで呟いて頂いたりで、
自己最高の12位だったということを知る。
遠く九州から気にかけて下さっていたことを知り、
本当に嬉しく思いました。
最後に、今回の開催地はサイクリングが地域に定着しているモデル都市とも言うべき宇都宮。
自転車用のルーフキャリアがついた、ブリッツェンタクシーなるものが走っていたのには驚きました。
今回は宇都宮ブリッツェンの運営会社であるサイクルスポーツマネジメントさんが、
この華やかな大会を企画されたということです。
福岡でも再びツール・ド・フクオカが復活し、
このような素晴らしい大会が行なわれればいいですね。