レポート

2014年 ツール・ド熊野 3日目

2014年6月5日

寄稿者 森 幸一
日時  2014年6月1日(日)
参加者 今倉、今泉、森
距離  10km×3周=30km
コース概略
①道幅の広い平坦にいくつか直角コーナーが有ります。
②漁港内にクリテリウムの様なコースが設けられていて、
ここでは集団が伸びます。
③500mで50m弱登る坂。
④だらだら登って、下りのコーナー(畳有り)の後に
登り返しがあり、まただらだらと登ります。
⑤熊野のコークスクリュー
⑥とことどころコンクリート舗装の直角コーナーがあり、
トンネルを抜けると右コーナーを少し下って、残り500mは
平坦になります。残り250mから片側1車線から2車線になり、
最後の100m地点は非常に緩いカーブなっています。
2周目の③がKOMに設定されています。

3日目も暑く、風は微風です。

スタートは後方からでした。1つ目のトンネルに入る頃には、
ペースは落ち着いたので、すかさず前に出ます。
今泉は先頭にいます。直角コーナーを抜けていき、
少し集団は伸びます。漁港に入るといよいよ集団は長く
伸びて、先頭から最後尾まで100m以上あります。
今泉が先頭で③の坂を登り始めます。この坂で集団は、一気に
短く太くなります。私は先頭付近でKOMポイントを通過します。
集団は、緩い登りでスピードを上げていき、再び長く伸びます。
集団前方で右コーナーを抜けて、前車との間隔をあけて、下りで
漕ぎながら勢いを付けて一気に登り返しで先頭まで出ます。
集団前方をキープしたまま、まるでラグナ・セカの名物コーナー、
コークスクリューの様な下りに入ります。
コンクリートの路面にブラインドの複合コーナーが左・右と続き、
直線150m(勾配15%)の底には、鉄のグリーチングがあり、
緩い左コーナーのへの進入を難しくしています。
ほんの少し登って頂上に右コーナーがあり、ここは少し逆バンク
になっていて登りでフロント加重が抜けた後の逆バンクだけに
コーナーのR以上に難しく、ガードレールには畳が張り付けてあります。
今倉は前日からこの区間がいやだと言っていました。
1周目は抜きもせずに前車にきっちりついていきました。
この区間も集団が長く伸びて、直角コーナーの区間が終わるまで、
棒状一列で進みます。
トンネルに入る頃には、集団は落ち着いて短くなります。
そのまま進んで2周目に入ります。

今泉は①の区間で巧みに先頭まででていき②を先頭通過し
そのまま③の中腹まで登って、一瞬KOMが頭をよぎったそうです。
さすがに数名がかけていき一気にペースは上がります。
私はきつかったのですが、そこそこの位置で踏ん張ります。
緩い登りは、先頭で踏んで速度を緩めないようにしました。
④のだらだら登っている時、先頭のボンシャスの選手が、じわじわと
ペースを上げていきます。私もそのペースを引き継ぐと集団と
20mくらいの差が出来て、アヴェルの選手ともう1人黒いジャージの選手
で4名が集団から飛び出す形になりました。
⑤を3番手で下って、一応行けるとこまで逃げてみることにします。
気合を入れて⑥をこなしていきます。ボンシャスの選手は、余裕がありそうです。
アヴェルともう一人の選手は、辛そうでした。
2周目最後の直線に入ったとき、もう集団が来ていたので、無駄な抵抗は
せずにそのままペースを落として集団に戻り3周目にはいります。
すこし集団は小さくなっている気がしました。

脚を使ったようで、なかなか位置を上げることが出来ずに②を
集団の後ろで迎えてしまい、③で追い上げるのがかなりきつかったです。
今泉はきっちり先頭を牽いていて、流石だなと思っていました。
リーダージャージの川田選手が緩い登りでアタック、集団は縦に
伸びます。かなりきつかったですが集団に食らいつきます。
一度下って登り返しのところで、なぜか集団のペースが一気に落ちました。
即座に先頭付近に位置を上げます。
この緩い登りの後半で川田選手が再度アタックその勢いのまま熊野の
コークスクリューに入ります。私の番手は10番手くらいです。
うまいこと下りで番手を上げたのですが、直角コーナー区間で、
前の選手にじわじわ遅れてしまします。
すこし後に今泉がいることはわかっていたので、そこで踏ん張ろうと思い中切れ
してしまいます。棒一列の集団が私のところで切れてしまします。
ホンダ栃木の選手が中切れを埋めてくれて、私は今泉の番手でトンネル内
で集団復帰しました。
右コーナーは最後の位置取り前の重要ポイントなので、ビビりながらも
もっともインを取って一番右の動ける場所を確保しました。
どんどん集団の速度は上がっていきます。
残り250mで2車線になり、そこでだれか飛び出すだろうから
それに乗っていこう作戦でいきます。
残り250mで飛び出したのは、今泉でした。川田選手を含む3選手をはさんで、
追走します。残り100mで川田選手が集団から飛び出します。
脚も心臓も苦しいとは思いません。シッティングのままついていきます。
少し左に曲がっているところで、スキール音が聞こえます。
私のライン上ではなかったのですが、思わず軽くブレーキを掛けてしまい
最後は流しゴールになってしまいました。
順位は33位でした。

私は平凡な結果しか残せませんでしたが、
今倉は入賞2回、今泉は総合6位とチームとしては
存在感を示せたのではないでしょうか?
3日間を終えて私の率直な気持ちは「悔しい」です。

レースは終わりましたが、家に着くまでが遠征です。
復路は、串本周りで帰ります。大阪で少し渋滞にあったものの
道にも迷わず順調に進み、23:20に今倉家に12:40に森家につきました。
車を出していただいた今倉、今泉に感謝です。

奥さま
ビビった結果かなり順位を落としてしまいました。
遅くに帰ったのに晩ご飯を作っていただきありがとうございます。