レポート

10/4,5 いわきクリテリウム 報告

2014年10月9日

佐藤です。
10/4〜5に福島県いわき市にて行われたいわきクリテリウムの報告です。

〈レース概要〉

クリテリウム形式につき、2km以内の短距離コースを周回し、ゴールを争う。

予選 18.45km
敗者復活戦 15.99km
決勝 55.42km
31〜32名出走、15位以上が翌日の決勝進出。
15位以下は翌朝の敗者復活戦で10名の枠を30名以上で争う。
決勝は予選&敗者復活戦で勝ち上がった40名。

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〈チームの結果〉

佐藤 予選 8位 → 決勝 20位
簑原 予選 24位 → 敗者復活 16位
江川 予選 26位 → 敗者復活 21位
井戸川 予選 22位 → 敗者復活 リタイア

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〈予選レポート : 佐藤〉

コースの難易度も高く、真っ向勝負してもなかなか難しいと判断し、
昨年、一昨年の経験から前半の動きは捨て、とにかくスプリントゴールに絞って臨んだ。
スタートから積極的な動きがあり、
ペースが速い。
自分はスタート出遅れ、終始集団後方に。
中切れが起きて後ろに取り残されるリスクは有るものの、
同じく後方に位置するUKYOの土井選手の動きを伺い、そのリスクも低いと考えその位置をキープ。

簑原は積極的に動いていたが、
集団内でのポジションの上げ下げで消耗していく様子が伺える。
終盤に差し掛かるところで残念ながら脱落。
同様に千切れていく選手が多く、
終盤には20名程度へ。

最終周の位置取りは激しいものがあったが、なんとか攻略し、
8位で2年ぶりに予選通過を果たせた。

〈予選レポート : チーム〉

敗者復活戦も落車に巻き込まれるなど、
決勝進出は1名のみとなってしまった。
レース展開も予想通りだったので、
ゴール勝負に絞った作戦は間違っていなかったと思うが、
それでも数名のメンバーが少し脚を使い過ぎて、後半勝負ができる状態では無くなってしまった。
主要チームがメイン集団のままだったり、
単独の逃げに単独でブリッジをかけようとしたり、
冷静に考えるとやや可能性が低い動きにエネルギーを使ってしまったのかもしれないが、
積極的なチャレンジ精神は絶やさず、
経験を積んで次に繋げていきます。

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Photo by MIYAWAKI

〈決勝レポート : 佐藤〉

決勝は予選にコーナーのあるコースが追加され、難易度が増し、強烈なるインターバルがかかるコースへと変貌する。
雨が降り続き、路面はスリッピー、サバイバルは必至。
レース終盤には絞られたメンバーでのスプリントゴール勝負になり、そこに生き残れれば、 上位に食い込むチャンスも有ると信じて臨んだ。

ウォーミングアップはローラーがなかったので、濡れて身体を冷やさぬよう、直前に5分程度。
三船監督も現役時代はアップはほとんどしなかったと仰っていたし、
憂鬱な気持ちになることなく、
脚に温かいオイルだけ塗って臨んだ。

スタートは波乱の幕開け。
ピストルと同時にまさかの落車発生、
共に決勝に単独で残ったアクアタマの浜頭選手に突っ込んでしまい、集団最後尾になんとか食らいつくまさかのスタート。

最初の5周は強烈なインターバルの連続で集団は一列棒状に伸び、幾度となくレースを降りてしまおうかと思うほどだった。

ポジションも上げられず、
以降、終始最後尾の旅。

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UKYO、ブリッツェン、クラブチームでありながら力のあるロヂャースレーシング勢が遥か前方で積極的な動きを見せる中、
悔しいが自分は最後尾で前の人のお尻をお借りし、
その選手がきつくなったらまたその前の選手に乗り移るといった感じ…

逃げが決まると少し楽になったが、
逆に前方で中切れが発生するようになってきた。
判断誤ると後ろに取り残されてしまう恐れあり、少し前の方の選手の消耗具合に目を凝らし、未然に防ぐ。

終盤に差し掛かる頃には集団は25名程度に絞られていた。

雨でコーナーリング速度が落ちたレースは自分にとっては追い風だったが、
逆に雨で更にパンクし易い路面となったのが仇となり、
最終周入る前にパンクで集団から遅れた。

ゴールスプリントはできなかったが、ゴールまで辿り着けた事は幸運だった。

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Photo by MIYAWAKI

予想通りのサバイバルレースで、
結果は20位!

個人タイムトライアルで取り損ねた20位を、この厳しいレースで獲得できたのは自分としては嬉しかった。

このレースで全ての選手の中でおそらく一番長い時間しんがりを務めたお陰で、
今まで気付かなかった集団のメカニズムみたいなものを学んだ。
近い将来、多数のメンバーでこの決勝に挑み、もっと積極的に闘えるよう、チーム力アップに繋げていきます。

応援、ありがとうございました。