レポート

残念なお知らせ

2012年4月5日

残念なお知らせがあります。

現在、紛れもなくチームの中心選手でもあり、またVCFukuokaのスポンサー様でもある「えがわ歯科」院長の江川選手が、先日の練習中の落車で鎖骨を骨折し、当面レース参戦を見送ることとなりました。

江川選手は元ボートの国体選手でありますが、一アスリートとしてスポーツに向き合う姿勢には妥協がありません。この冬も休むこと無く走り続けてきました。そして同じくボート出身の長屋選手と並んで、チーム一負けん気の強い選手。

長屋選手はそれを前面に押し出し、江川選手は冷静でそれを内に秘めるタイプ。私に対してもどうに負かしてやろうと挑んでくる。

そんな熱さが、チーム立て直しの動機になったものですが…

ただ、今回はそれが裏目に出てしまったのかもしれません。

先月、しもふさクリテリウムに参戦し、他メンバーよりいち早く実業団レースの厳しさを肌で感じていたようです。

自分が早く結果を出してチームを引っ張っていかなければならない、という気持ちで、ぎりぎりのところまで追い込んでしまったのかもしれません。

自転車競技を知る人であればお分かりだと思いますが、上手い下手にかかわらず、自転車選手には落車が付き物。ちょうど同じ日、あのファビアン・カンチェラーラ選手も落車で鎖骨を骨折。

ロードレーサーと鎖骨や手の骨折は隣り合わせです。

真剣に取り組めば取り組む程、その機会は増えると言っても過言ではないかもしれません。

体の不自由が与える影響が大きいお仕事だけにその代償も計り知れませんが、一人のアスリートとしてまた持ち前の強い心で復帰し、宇都宮ブリッツェンの増田選手のように、前よりも強くなって活躍してくれるような気がします。

そして私をはじめ、他の選手達は、江川選手不在の間、一層奮起し、その気持ちを引き継がなければなりません。

自転車乗り以外からも人気の高い「院長ブログ」は江川選手のバイタリティの豊かさが見え隠れします。

その高かった更新率も多少下がるかもしれませんが、皆様、引き続き、応援宜しくお願いします!