レポート
高い壁
2012年6月4日
6/1〜6/3、和歌山県で行われたツール・ド・熊野に参戦してきました。
このツール・ド・熊野はE2・E3混走で、3位以内だと一発でE1に昇格することができるという”おいしい”レースです。また、この熊野が楽しみで、実業団登録したようなものです。
さて、早速報告を。
1日目。1箇所細い激坂があるのですが、1周目、前方で追突が発生し、幸い上りでの追突なので事故にはなりませんでしたが、ペダルもはめられず、漕ぎ出せません。大きく先頭集団から遅れてしまいます。全力で追いかけ、残り10秒差もないぐらいまでは追いつきますが、そこがなかなか縮まりませんでした。完全に置いてけぼりになった為、2日目のことを考え、DNFにしました。
2日目。山岳コースです。山で集団から飛び出し、E1と合流して下れば、追いつかれないだろうと思いました。実際頂上を3位で通過し、後ろは大分離すことができましたが、テクニカルな下りで、追いつかれてしまいます。また、残り5kmで、居る集団が牽制ムードになり、後ろの集団にどんどん追いつかれてしまいます。結局集団スプリントで歯が立たず、こちらも全然ダメ…
3日目。激坂が一箇所ありますが、1周目、E1のメイン集団にここで追いついてしまいます。僕のマークしてた選手にぴったりくっついていた為、安心してしまっていました。3周目の下りからのコーナーで遅れてしまいます。結局後ろの集団に追いつかれ、スプリント。微妙な結果です。
3日間通して、まずは、自分の技術のなさを痛感しました。1日目はもっと前に位置取りをしていれば、巻き込まれずにすみました。2日目も下りをもっとうまく下れば、前の集団に行けて楽が出来ました。3日目のコーナーでの遅れも、それを象徴しています。
また、練習内容もこのままではダメだということ。周りの選手のレベルは、僕の予想をはるかに超えていました。ヒルクライムも僕より強い選手がいました。スプリントも強い選手が居て、技術も高い選手もいました。僕は、練習ではちぎれたりということなど殆どありませんでしたし、上りには自信がありましたが…僕の強みって一体…?と悩む日々が続きそうです。
レースでなかなか結果も出せず、代表の佐藤さんや、他の選手・サポーター、応援して下さっている皆様のお顔に泥を塗りまくっている日々。また、選手一人の敗北は、周りの意識低下につながりかねません。それを理解していても、敗北し続けている自分が不甲斐ないです。早く”結果”を出せるレーサーになる為に、また練習を頑張っていきたいと思います。
とにかく今の自分にとって、E1への昇格はとても高い壁に感じ取られました。