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群馬CSC交流戦8月大会 選手コメント
2020年8月27日
花田凱成(JPT)
その後、1ヶ月間ほど自転車のハンドルすら握れない状況が続き、
先月行われた群馬大会でも不甲斐ない走りで、チームに全く貢献出来なかった。
今回の群馬交流戦においても、まだまだ練習不足は歪めず、
本調子ではないことは自分でよく理解していたが、
最低限完走というミッションは、クリアするつもりで挑んだ。
2週間ほど前に福岡に帰省し、
糸島や嘉瀬川ダムなどの素晴らしい練習環境でサポートを受けながら、
福岡メンバーとトレーニングを積むことができ上手く調整できた。
Day1は、序盤のハイペースを何とか耐えるものの、
6周目のペースアップに耐え切れず集団から遅れてしまった。
Day2は、Day1の反省を活かし集団内での位置取りや下り区間でのライン取りなど、
なるべく脚を使わずにいい位置をキープする事だけに集中した。
昨日のレースから上手く修正する事ができ、
余裕を感じながら序盤から終盤にかけてレースを運ぶ事ができたが、
最終ラップに集団から遅れてしまった。
課題はたくさんあるが、自分に課した最低限のミッションはクリアできた。
しかし、まだまだ集団に食らいつくだけで勝負できていない。
これからのトレーニングで、9月・10月とさらに調子を上げ、逃げなどにも挑戦し、
チャンスがあればシングルリザルトや表彰台などにも絡む事ができるよう頑張りたい。
佐藤信哉(JPT)
チーム全体としてはエリートレースで竹内が、
マスターズでベテラン加納が熱い走りをしたし、
交流戦もエリートメンバーが良い経験を積むことができ、成果を感じる2日間だった。
特に花田は手の骨折を負い、
福岡でレース復帰に向け、共にトレーニングに取り組んできたが、
復調が窺え、シーズン後半戦に向け期待の持てる内容だった。
・・・周りの活躍の一方で自分はダメだった。
選手として戦いに来ているのに自分自身はこの2日間、
骨折の影響では!?と言われるが、
群馬に向かうまでは調子を落としている実感はなかった。
スタートラインに立つ以上は、
フィジカル的にもしっかり準備し、
なぜかコンディションを落としてしまう状況が続いている。
こんな位置を走っている場合じゃない!
今一度、自分の体に耳を傾け、原因を突き止め、
しっかりトレーニングを積み、
10月の群馬では挽回したい。
檜室建斗(E1)
ダメで元々不安よりも楽しみの方が大きいレース。
なんとか集団に食らいついていましたが8周でボロボロ。。
正直17周回まで走り切れる気がしませんでした。
途中から降り出した大雨が最高に気持ちよかったです。
スタートからハイペースが続き、こちらも耐え忍ぶ事しか出来ず、
15周目、逃げを吸収する際のペースアップに対応出来ずに集団からドロップで、
ギリギリ完走と、2日間共にただただ集団にしがみつくのみの2日間でした。
これぞプロツアーを感じる事が出来て良かったです。
今のままでは修行が足らないですが、まだまだ成長出来ると思うので頑張ります。
東優仁(E1)
全くもって体調管理ができていなかった。
夏バテ気味であまり体調のよろしくない状態でレースを走ることに。
でもレース当日になると、僕は失うものは何も無い。
とりあえずJPT選手と走れる嬉しさがすごくあった。
ツアーリーダーという事もあって、JPT選手の前で名前を呼ばれてその後スタート。
感想はとりあえずペースは速いがレベルの高い選手だらけなのですごく安全。
相変わらず2日目もペースがはやくて辛かった。
正直辛すぎて何も覚えていない。
とりあえず夏バテで体を冷やすのでいっぱいいっぱい。
何回もちぎれそうになるも、何とか食らいつき、
先頭の方では展開があったのだろうけど何も覚えていない。
ラスト3周ぐらいでコーラを貰って飲んだのがすごく美味しかった。
そしてラスト1周に入り最後の最後の心臓破りで完全に千切れ、
とりあえず最後まで諦めず踏んで何人かパスして37位でゴール。
ただただしがみつくだけのレースでした。
全く展開にも絡めずほんとに悔しかった。
今の僕の力は完走するくらい。
今後は前で展開できるような選手になるよう精進します。
しっかり調整してレースに臨みます。
応援よろしくお願いいたします。
竹内碧海(E3)
ローリング明けからずっとペースが速く、位置を上げるのに3周以上かかった。
先頭が見える位置まで上がってからもペースについていくのに必死で、
下りで位置を下げては登りで上がるという無駄の多い展開。
初めての2時間のレースだったため守りに徹し、
アタックを打ったりなどはあまり出来なかったが、
最後のスプリントで上手く流れて5位でゴール。
レース後、100人近くが足切りになったサバイバルレースだったことを知り、
自信になった。
2日目はアグレッシブにいくことを目標に、半分より少し前くらいでスタート。
とはいえ、最初から飛ばし過ぎるのは後に響いてしまうので、前半は我慢した。
半分を終えた時点で前には35秒差で4人の逃げ集団が出来ていた。
少しずつ差が開いていたので、勝ち逃げになると踏んで追走しようとした頃、
ちょうど2人が飛び出した。
そのまま行くかどうか迷っている様子だったので、
自分も飛び出して声を掛けて前を追い、3周程で先頭と合流、
その時点でプロトンとのタイム差は30秒程をキープしていた。
沿道のチームメイトからの声援が気持ち良かった。
8人の逃げ集団では作新学院大が3枚、ユーラシアが2枚と数的不利な状況だったが、
どうしてもプロトンに吸収されるのが怖く積極的に牽きすぎてしまい、かなり消耗した。
結果最終周の登りでドロップ、逃げ集団の5人は逃げ切ったものの、
自分併せた3人は吸収され、埋もれて20位でのゴールとなった。
数的不利な状況で、如何に脚を使わずに立ち回るかが重要だと痛感した。
しかし、得意ではないコースで、格上に混じってアグレッシブなレース展開が出来、
内容としては満足いくものになったと思う。
加納篤(マスターズ)
大きな動きがあった際にはリーダージャージの栗山選手に合わせて行くことを意識してスタートした。
序盤から逃げたがるイナーメ松井選手とSBC山本選手の番手を取るように周回数をこなすと、4周時点で先頭集団は15名程度まで絞られる。
リアディレイラーがバキバキ!と音を立てて、チェーン落ち。
松井選手が逃げグループ(SBC山本選手とオッティモの選手)にブリッジ!
栗山選手の次の動きに備える。
2位の山本さんとは1分弱なので、ここは諦めるわけにはいかない。
みんな脚を溜めたがっている。
快く引き受けてくれてここから2人で本気の追走開始!
最終のジャンが鳴ったところで山本選手とは35秒。
ここが勝負なので、2人でペースを上げ続けた。
心臓破りの入りで登りきりそうな山本選手が見えたので、
ここからは栗山選手の番手に着く。
ここが最終チャンスだと思って、思い切って単独アタック。
逃げ切りは厳しいと思ったので、山本選手を前に出して、
息を整えたところで後ろが合流。
外から被されてしまい、4番手で左コーナーを回る。
番手を取ろうとダンシングしたら、また6周目のチェーン落ちの時と同じ異音が出てチェーンが落ちそうになってふらついてしまった。
あそこで2番手を狙う追走をしなかったら先月のような不完全燃焼なレースになってしまったので、今回はチャレンジして得られるモノが多かった。